10月の中島公園まとめ。紅葉のシーズンに加えイベントが集中して、心ならずも画像が40枚以上になってしまった。

10月3日、武蔵野美術大学教授や彫刻家などで組織している「屋外彫刻調査保存研究会」は野外彫刻の維持保全の為、中島・大通・円山公園の彫刻調査を行った。中島公園では午前中に「木下成太郎像」及び「香りの広場」のコンクリート彫刻についての調査を行った。 2015.10.3

10月3・4日は中島公園より歩いて5分の位置に拠点(市民活動プラザ星園)を持つ札幌シニアネット(SSN)の文化祭。SSNは活動の一つとして地域の方々とのふれあい交流を図っている。クリーン鴨々川清掃運動にも参加し、中島公園内の野外彫刻清掃にも協力してくれている。 2115.10.3

「札幌彫刻美術館友の会」では、10月4日道立近代美術館講堂で「野外彫刻を創る・守る」をテーマにシンポジュームを開催。大きな会場に100名余りの入場者。中島公園内の彫刻「木下成太郎像」についても専門家から貴重な話を聴くことができた。 2015.10.4

シンポジウムでは札「幌彫刻美術館友の会」の中島公園における活動についても紹介された。画像は毎年7月に開催される中島児童会館と人形劇場こぐま座で共催する「かもくま祭」。友の会は「彫刻たんけん隊」を担当。 2015.10.4
キタラ近くの中洲2号橋より鴨々川を見ると、こんなに綺麗なので思わずパチリ。 2015.10.6
画像説明→北海道大博覧会の跡地は百花園や噴水広場が整備され、山内壮夫の彫刻5体が設置された。百花園等は平成の再整備以後から緑のオープンスペースとして使われている。4体の山内作品は「香りの広場」と呼ばれる百花園跡地に再配置され、「森の歌」はブロンズで再鋳造され9条広場に移設された。画像の彫刻は「笛を吹く少女」、観光ガイドさんが参加者に彫刻について説明している。 2015.10.10

中島公園見どころ探訪ツアーが行われた。2015年10月11日(日)13時から15時までのことである。キャッチコピーは「まだまだ知らない 魅力がいっぱい」の中島公園。収穫いっぱいの価値ある2時間だった。
画像説明→1941年に建てられた「木下成太郎像」は、当時東洋のロダンと言われた朝倉文夫の作品。多くの作品が戦時中の金属供出で潰されて兵器にされた中で生き残った貴重な存在。この数年その価値を見直す動きが強まっている。豊平館、八窓庵に次いで中島公園第三のお宝になる気配濃厚。建てられた時のまま木下像、台座、基壇が揃って残っているのが強み。 2015.10.11
レナード・バーンスタイン像 2014.10.14
昔は鴨々川で染物を洗っていたそうだ。今は界隈で1軒しか残っていない染物屋さん。 2015.10.15

桜蔭会(お茶の水女子大学同窓会)北海道支部が中島公園で「自然・歴史・文化を散策する会」を開き、案内役に私を指名してくれた。とても有難い。中島公園が大好きで14年前、近隣に転居した。サイトも毎日のように更新している。このような機会を与えてくれたことに感謝!
地下鉄幌平橋駅裏を流れる鴨々川。右に太鼓橋、正面は中島公園庭球場。街灯は台風で倒れたのだろうか。 2015.10.21
札幌護国神社の社務所。 2015.10.21

中島公園にある日本庭園は「基本的型式と言える築山林泉回遊式とし、奥山から発した流れが瀬を走り、淵に寄り、平野を流れ、沼に休み大海に注ぐまでの自然風景を縮景」したものだそうだ。そのようなつもりで水系を歩いてみた。 2015.10.24

キャッチコピーは「竹の力×人の力〜北と南で日本の舵をきる〜」。北海道初の「竹あかり」が10月24・25日に日本庭園の北側で開かれた。イベントは日本庭園北門付近で実施。南門(豊平館側、この画像)は閉鎖されている。 2015.10.24

雨が降っていたが北門から入ると賑わっていた。これが竹あかり。竹の中でローソクが灯っている。沢山の人が、竹と灯りが織りなすアートに魅了され、竹あかりを囲んで写真を撮っていた。かすかに庭園の緑をうかがい見えるところがいい。雨の中、日本庭園北側は訪れる人で賑わっていた。私にとっては予想外、うれしい誤算だ。 2015.10.24
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