2010年06月30日
中島公園2010年6月 |
 中島公園の6月は「札幌まつり」。それに最近は野外彫刻清掃の月でもある。 今年のめでたいことは「みどり子ファミリー」が数年ぶりに、カバーをとって花が植えられたことだ。 花いっぱいの親子が可愛い。
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1頁:水と緑の中島公園で彫刻清掃 | |
 | ←6月27日 キタラ広場近くを流れる小川 毎日暑い日が続いている。 中島公園は水と緑の公園。 涼を求めるのにピッタシの公園だ。子供たちも水遊びを楽しんでいる。 水量が多く危険な場所もあるが、柵をしたり、ロープを張ったりして分かるようになっている。これさえ注意すれば、子供たちを安全に遊ばせることが出来る。暑い中、中島公園野外彫刻の清掃が行われた。感謝。彫刻清掃画像はJTBコミュニケーションズ北海道、橋本さんの提供。 |
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6月20日 中島公園野外彫刻清掃 | 6月20日 中島公園野外彫刻清掃参加者 |
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2頁:中島公園の夏 | |
 | ←6月14日、国指定重要文化財豊平館 豊平館前では、野外喫茶が開かれている。 7月23日には「豊平川花火大会」も開催される。ここから、ビールを飲みながらの花火見物も、おつなもの。 去年このことがUHBテレビで紹介された。菖蒲(キショウブ)がいっぱいあるから、菖蒲池か、それとも菖蒲池だから、菖蒲を植えたのか、どちらだろうか。雨の中島公園も静かでいいものだ。ここは菖蒲池東側の森。 もう少し木が多いと野鳥が来易いとの声もある。 |
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6月18日、菖蒲池北側の菖蒲(キショウブ) | 6月24日、雨の中島公園、菖蒲池東側の森 |
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3頁:「札幌まつり」初日(6月14日) | |
 | ←6月14日 露店の無い藤棚のある園路 毎年6月14日から16日は北海道神宮例祭(札幌まつり)だ。中島公園では露店と見世物小屋だけで、神事は行われない。中島公園が一年中で一番にぎわう日だ。とてもここには書ききれない。 「札幌まつり」の詳細は、下のリンクをクリックすれば、見ることができる。混雑の苦手な人は、中島公園駅よりキタラに向う園路を行く方がいいと思う。 露店が無いので空いている。 |
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6月14日 見世物小屋が並ぶ中島公園自由広場 | 6月14日 人形劇場こぐま座近くにも露店が… |
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4頁:中島公園の小動物たち | |
 | ←6月8日 7日に現れた親子鴨の子は10羽 今年の親子鴨は少し寂しい。 捕食されたのか、消耗が激しいような気がする。6月初旬に目撃情報が2件あったが、それぞれが母1羽、子1羽だという。7日に10羽を連れた母子が現れたが、2,3日後、2羽、6羽と次々に現れた。28日に藤棚横の川のような池で2羽を連れた親子鴨を観た。相変わらず子鴨が少ない。地上4mの洞の中で暮らす子猫がいた。親がエサを運んでいるようだ。 2匹までは確認されたが…。中島公園の人気者。アオサギが、いつものように来ている。画像は日本庭園池の中島で観たアオサギ。 |
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6月8日 東側の森、地上4m、木の洞に住む子猫 | 6月20日 日本庭園中島、木の上にアオサギ |
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5頁:散る桜残る桜も散る桜 6月4日 | |
 | ←6月4日 散る桜、中島公園内日本庭園 今年の桜開花は遅かった。 例年より10日くらい遅れていたと思う。 そのお陰で、6月に入ってもヤエザクラが咲いていた。散る桜残る桜も散る桜。 ツツジなど満開を迎える花も多く、日本庭園も花いっぱいの6月初旬だった。札幌コンサートホール・キタラ近くの鴨々川河畔では、ヤエザクラが満開だった。キタラ広場の周りもツツジなどの花が咲き乱れ、その中で新しく台座を整えた安田侃の彫刻「相響」がいっそう引き立って見えた。 |
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6月4日 残る桜、白鶴橋下流、キタラ近くの桜 | 6月4日 キタラ広場近くのツツジ |
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今月の一枚 山内壮夫「笛を吹く少女」 | |
6月24日は雨だった。 雨の中島公園も静かで、風情があってなかなかいい。 この広場には郷土の生んだ彫刻家、山内壮夫の作品が4点ある。 これは、その一つで「笛を吹く少女」。 優しい曲線が美しい。 
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管理人のつぶやき | 注目の「木下成太郎先生像」の補修 |
 | 画像は最近注目され始めたた中島公園にある、「木下成太郎先生像」です。
長い間、知られることもなく中島公園の片隅に放置されていました。
カラスのフンで汚されたブロンズ像が、悲しそうに見えるのは気のせいでしょうか。
ここは中島公園の東側、森の中。 ボート乗場から近い所です。 | これでいいのかとの思いで、美術愛好家と中島公園近所の住民が手を結び、野外彫刻の清掃を始めました。
3年前の「札幌まつり」の夜、、同じ中島公園にある山内壮夫作「母と子の像」が、何者かの悪戯で転がされました。
その後も、花火で目を焼かれたりしました。 こんなことが、彫刻清掃のきっかけとなりました。
そのとき、立ち上げられたのが「中島公園モニュメント研究会」です。 |  |  | 2008年6月より、中島公園内の野外彫刻とモニュメントの清掃を始めました。
今年、6月20日、5回目の彫刻清掃を行う運びとなりました。
このような活動が認められたのか、去年の秋、札幌市は、傷んでいた「木下成太郎先生像」の補修をしてくれました。
奇麗になりましたね。上の画像と左の画像を比べて見てください。 | このブロンズ像は東洋のロダンと称された朝倉文夫の作品です。
彼の作品は第二次世界大戦中の金属回収により、潰されて大砲などの兵器にされてしまいました。
中島公園に唯一の作品として残されたのが木下成太郎先生像です。 今では国家的文化財として、注目を浴び始めています。
しかし、こちらの亀裂は酷いですね。 → |  |  | 一流の彫刻家の作品ですから、基壇も豪華です。 岡山産の満成石、桜色花崗岩で作られています。 半世紀以上も放置され、大きな亀裂が入っても修復すれば、新品同様になるのです。左の基壇を見て下さい。奇麗になった補修後の基壇です。 「木下成太郎先生像」のようなブロンズ像は、二度と作ることの出来ない歴史的文化財と思います。 身近にこんな素晴らしいものがあることを、皆さんはご存知だったでしょうか。 私は初めて知りました。ホントにビックリです。 | 中島公園北東角の交差点の三角緑地に大型の碑があります。
パークホテルの北東側、アートホテルズの道路を挟んで南側です。
木下成太郎の父親の大型石碑が建立されています。 碑文は時の内閣総理大のものだそうです。
これも、私にとっては新しい発見です。 中島公園周辺は至る所に名所旧跡があり、まるで宝の山のようで、興味が尽きません。 |  |
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posted by H.Ishikawa at 00:00|
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6月の中島公園
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