2007年03月31日

2007年3月の中島公園

2007年3月の中島公園

今月のテーマは「春先の鴨々川」としました。その他の情報は去年以前のページの参照をお奨めします。
2003年3月 ロードヒーティングと鴨 2004年3月 冬景色と春の兆し2005年3月 大雪とオシドリ
2006年3月 鴨々川導水管布設工事、都会のオアシス、菖蒲池 。    

1頁:私がお客様をご案内します

 

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← 中島公園南端の鴨々川とポプラ 

案内人:中島公園しか知らない公園オジサン
御客様:ちょっぴりクールな国際人

「幌平橋駅から降りると水と緑と野鳥達が迎えてくれます。転居して本当に良かったと思います」

「コンビにもラーメン屋もないのですか?」

「東京以北唯一のアンツーカーコートの庭球場もあるんですよ。凄いでしょう」

「お腹すいたらどうするのですか」

「庭球場の向こうにレストランがあります。少し歩けばホテルもあるし、園内にレストランもありますよ」

「それを先に言って下さい」

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川の向こうは地下鉄幌平橋駅EV出入口

ポプラの向こうに藻岩山 が見える


 

2頁:夏は子供達の水遊び場

 

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←幌平橋駅付近の鴨々川3枚

「ご覧のように今は鴨の遊び場ですが、夏になると子供達の水遊び場になるのです。便利ですね」

「鴨と遊べるのですか?」

「いいえ、池が融けると鴨は行ってしまいます。 ここは水深20センチ程度で飛び石、浮き島、川渡りロープなどがあるのです。子供達喜びますよ」

「川渡りロープなど、見えませんが」

「あれっ!さっぽろ文庫84に書いてあったのに?」

「見たことないのですか!」

「転居5年目の新住民でして。すみません」

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冬はマガモの結婚シーズン、緑色の頭が雄

橋の下で向き合っているマガモ夫婦


 

3頁:新雪の世界にカモメが一羽

 

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←護国神社近くを流れる鴨々川

「新雪に覆われた景色が大好きです。真っ白で柔らかそうで、新鮮な感じが好きです」

「ソフトな感じですね。あそこに見える白い鳥はカモメですか? 海もないのに変ですね」

「冬は来ないはずなのにホントに変です」

「夏だって変ですよ」

「10年くらい前から札幌市内で確認され、中島公園の池でも4年くらい前から、よく見かけます。札幌はカモメが住める唯一の内陸都市なのです!」

「胸を張っている場合じゃないですよ!カモメが生態系を破壊するかも知れません」

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行啓通近くを流れる鴨々川

冬は池が凍結するのカモメは来ない、なぜか1羽?


 

4頁:オシドリが一羽、エレベーター新設

 

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←鴨々川で越冬した1羽のオシドリ♂

「ちょっと見て下さい。きれいなオシドリがいます。ここで越冬しているのですよ。」

「オシドリは珍しくありません。志摩では200羽以上、越冬してます。一羽だけでは寂しいですね」

「中島公園での越冬は珍しいのですが・・・。 ところで、中島公園駅にエレベーターがつくのですよ。便利になりますね。 もう直ぐですから、お楽しみに!」

「今頃になってエレベーターですか。知らないで乳母車で来てしまったお母さんは、どうやって階段を登ったのでしょうね。辛かったと思いますよ」

「なにぶん36年前の古い造りでして・・  (-。−;)」

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キタラ南、中洲橋と白鶴橋の間

中島公園駅エレベーター新設、3月下旬完工


 

5頁:藻岩山が父、豊平川が母

 

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←遊具の向こうはテニスコート、更に藻岩山

「あちらに見えるのは札幌の父なる山、藻岩山。母なる川、豊平川もすぐ近くです」

「それで子供達が転がっているのですね。ここは遊園地ですか?」

「ここは天文台のある山の斜面です。冬はソリやスキーの遊び場になっています」

「おやおや、これが山ですか」

「昔はもう少し高く、岡田山と呼ばれていました。そして、天文台は日本で一番小さい公立天文台です」

「そうなんですか。なんでも自慢になるのですね。駐輪場もアートな感じ。とか言っちゃって」

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札幌市天文台の斜面

地下鉄幌平橋駅駐輪場(避難通路工事中)


今月の一枚 冬も遊べる天文台

 

「ここが有名な岡田山です」「私は知りませんが」「昔から住んでいる近所の人なら皆、知っています」「そうですか。もう帰ります」以上でご案内はおしまいです。  御客様「サンクスアラ」案内人「ナレロ-」  

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管 理 人 の つ ぶ や き

 いよいよ春、もうすぐ中島公園全開!

菖蒲池の氷が融け水鳥が戻り、幌平橋駅前の広場にクロッカスが咲き、雪の下から緑がのぞけば、中島公園はもうすぐ春です。

4月中旬にはフリーマーケットが再開され、下旬から5月上旬にかけて、ボート乗場、日本庭園、テニスコートなどが次々とオープン。桜が咲き園芸市が開かれ、中島公園も春全開です。

2005年春に倒壊した八窓庵の復元工事にも着手。来年秋には完成の見込みです。今年は札幌コンサートホール・キタラ10周年です。

キタラの目玉は約3億円の巨費を投じた国内最大級のパイプオルガンです。4月から1年かけて歴代オルガン奏者、10人による「世界のオルガン名曲シリーズが開催されます。

待望の中島公園駅のエレベーター設置工事も3月下旬には完成。そして、2008年度中にエスカレーターが設置される予定です。

2005年より3年がかりの鴨々川河川工事も今年の夏で終了します。キタラ裏の鴨々川の水量も増し、今までの5倍の水が勢いよく流れ川がきれいになります。工事が終了すれば菖蒲池の鯉も帰ってくるかも知れません。以前のように鯉のいる池になるといいですね。

<中島公園界隈の動き>

「夏の札幌(7月22日から8月5日の予定)国内、海外より一流の演奏者を招いて、中島公園、大通公園をライブ会場に「サッポロ・シティ・ジャズ」構想が始動しました。

中島公園への設置を計画しているのは、直径40mもあるイベント用ドーム形テントです。国内初登場で幻想的な映像が流れる中、連日ジャズをはじめ多彩なジャンルの演奏家が登場する予定です。(1月7日北海道新聞)」

「海外を中心としたジャズミュージシャンの生演奏で知られるレストラン「ブルーノート」が札幌に上陸する。2008年にも中島公園そばに出店する予定。 (1月24日日経)」オールドファンから若い層まで皆で楽しめるジャズが、中島公園にやってきます。楽しみですね。

posted by H.Ishikawa at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 3月の中島公園
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