2007年06月30日

2007年6月の中島公園

 中島公園2007年6月

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中島公園の6月は一番いい季節です。中島公園は「札幌まつり」などでにぎわいます。 可愛い親子鴨も現れ、公園中が花でいっぱいになり、多くの人々が中島公園を訪れるようになります。 それで6月のテーマは「中島公園で憩う人々」としました。 平均的な6月はカテゴリのリンクを参照して下さい。

1頁:中島公園で憩う人々

 

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←園路のフリマ(フリーマーケット)

「中島公園のフリマは土日祝日に開かれます。10時開店ですが、9時前に開いている店も沢山あります」
「なるほど、早起きは三文の得 ですね」
「正直者は馬鹿をみる とも言えるんですよ」
「人でいっぱいですね。前号は花ばかりでしたが・・・」
「5月のテーマは『花の競演』 6月は『中島公園で憩う人々』がテーマです。 中島公園は舞台。出し物はいろいろあるんです、はい」
「舞台なら裕ちゃんも出してください!」
「大歓迎です。どうぞ、お連れ下さい」

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豊平館近くの橋、キタラへの園路

菖蒲池東岸、お祭りの人出


2頁:水と緑と広場があれば充分

 

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←中島公園内の川は浅く、水量も調節できる

「水と緑と広場があれば、何もいりません。 ジェットコースターも観覧車も要らないのです。 このページの写真を見て下さい。皆さん楽しそうでしょう」
「川に入って良いのですか? 深みにはまったら危ないですよ」
「園内の川は人工的に造られたもので、深い所はありません。 心配なのはガラスの破片等です。 池に入ってはダメですよ。深いですから」
「はいはい、ボートにします。その他になにか?」
「ゴミ持ち帰り、火気厳禁、カラスに注意くらいですね」
「分かりました。もうけっこうです」

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ここからボートに乗り込むらしい

芝生の広場でサッカー


3頁:朝方見られる無人ボート

 

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←6月16日に見つけた親子鴨
「人ごみで疲れたと思いまして、無人の頁にしました」
「無人はいいのですが、ボートはどうしたんですか?
まさか、合成画像ではないでしょうね。 そんなことしたら、もう来ませんよ!」
「誤解です!私は事実のみを報道しています」
「伺いましょ。 事実とやらを。 幽霊船ですか?」
「夜現れるから幽霊かも知れませんね。 噂では、犯人は薄野辺りの酔っ払いだとか。 オールが無くても手漕ぎでけっこう行けるみたいですよぉ。ボート乗場に係留されているのを無断で拝借して、乗り回すらしいのですよ。散歩者の噂です。信頼できない筋による情報ですぅ」

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バラと野外彫刻のある芝生広場

オールも乗り手もいない謎のボート?


4頁:花も親子鴨も祭りもある6月

 

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←地下鉄幌平橋駅、家族揃ってお祭りへ
「6月は公園の花が一斉に咲き、親子鴨が現れる楽しい季節ですね。 それに 札幌まつり があります」
「今年は天候に恵まれました。 15日の朝は大雨で、心配したけれど、すぐに止みましたね」
「お祭りのせいか、池の亀が増えています」
「お祭りがあると亀が増える。 どうしてですか?」
「露店に『亀すくい』というゲームがあるのです。 金魚すくいの様なものです。 すくった亀を池に放して帰る人がいるのです。 金魚も放されますが、赤くて目立つから、カラスに見つかって、すぐ食べられてしまいます。 しかし、亀は水に潜ったら目立たないし、甲羅があって食べにくいから増えるばかりです」

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お祭り取材のようだ。

札幌祭りでにぎわう「売店Midori


5頁:中島公園で憩う人々でした

 

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←今年の藤の見頃は6月9日くらいでした
「藤棚の藤がきれいに咲くようになりましたね」
「伏古パープルロードの藤はもっとキレイですよ」
「よそと比べてはいけません。 5年前と比べ、見違えるようにキレイになりました。先が楽しみですね」
「公園で憩う人々の姿は充分見せてもらいましたが、6月と言えば可愛いカモの赤ちゃんとキレイな花です。こっちの方はどうなっているのですか?」
「6月の総合案内は2006年6月の中島公園を見て下さい。今年も同じような風景が見られます」
「そうですか。 カテゴリの6月分を見ればいいのですね」

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憩う人々でにぎわう、水と緑の中島公園

川で「足水」を楽しむ人々


今月の一枚 ウルトラ・マリンブルー

 

豊平館の外壁補修工事がもうじき終了します。 既に、正面はこのようにキレイになっています。 壁は純白、円柱、窓枠、バルコニーなどはウルトラ・マリンブルー。 深い海の青です。 品格ありますね。あの有名な鹿鳴館より古い豊平館です。 貴婦人になったつもりで野外喫茶でビールでも飲みませんか? 「貴婦人がビールなんて」とか、「男はどうするのだ」とか、細かいことは抜きにして短い夏を楽しみましょう!

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管 理 人 の つ ぶ や き

 中島公園の野外彫刻についてQ&A

6月14日当サイト管理人;石川はラジオカロス・サッポロ番組放送中、中島公園にある野外彫刻について三つの質問をしました。 回答者は札幌彫刻美術館友の会会長 橋本信夫北海道大学名誉教授です。

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 <石川>山内壮夫の作品

中島公園中央の、芝生の広場の周りに「猫とハーモニカ」「鶴の舞」「笛を吹く少女」「母と子の像」があります。

橋本先生はどの作品が一番好きですか?


<橋本先生>母と子の像

どれも好きですが、等身大で子供をしっかりと抱いている「母と子の像」が楽しげで、温かみのある作品になっています。 

母と子のつぶらな目、子供をしっかりと抱いている お母さんの大きな手と、可愛げな子供の姿が気になっています。


<石川>「相響」のシートカバー

キタラの前に卵型のオブジェがありますね。安田侃の彫刻「相響」です。冬になると保護のためシートで覆っています。これについては、どう思いますか?


<橋本先生>美術ファンにとっては安田侃の名作の一つが、いつでも観れるということは嬉しいことですが、材質が水に弱いところがあります。 これを札幌の美術品として子孫の代まで残すには、それ相当の対応が必要です。 美 術ファンとして、いつも観ていたいという気持ちはよく分かりますが、ちょとだけ我慢して下さい。


<石川>質問の最後は「どれが一番。中島公園の野外彫刻」です。


<橋本先生>朝倉文夫作の「木下成太郎像」です。 中島公園を超えた質の高い一級品です。 朝倉文夫という日本の彫刻をリードする大人物が、十勝出身の大政治家、木下成太郎の為に作った作品です。

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戦時中、朝倉文夫のブロンズ像が400点も潰されて大砲にされました。 その中で、この作品だけが生き残り、非常に貴重なものになりました。

しかも朝倉文夫が一番力のこもっている頃のの作品で、質も非常に高いのです。 


以上、6月14日木曜夜8時から9時放送のラジオカロス・サッポロ「山鼻、あしたもいい天気!・
ラジオなかぱ」からの要約です。

タグ:チェック!
posted by H.Ishikawa at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 6月の中島公園
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