2006年09月30日

2006年9月の中島公園

2006年9月 の 中 島 公 園

札幌まつり、豊平川花火大会、北海道マラソンなど夏のイベントも終わり、中島公園が一番美しく観える紅葉の季節を迎えました。 日本庭園、菖蒲池、銀杏並木など見頃。 

1頁:秋の中島公園ガイド

 
shoubuike.jpg平日のボート乗場

「中島パフェ」は中島公園を案内するサイトです。 お出かけや、撮影スポット・時期などの参考になれば幸いです。

画像は9月26日の景観です。その後の天候、経過日数などにより変化します。グッドタイミングで、紅葉の秋をお楽しみ下さい。

参考に去年の中島公園撮影スポットと、
私の好きな「秋の中島公園」を紹介します。
towerbil.jpgteien.jpg
ちびっ子広場より薄野方面を望む日本庭園

 

2頁:人も鴨も楽しめる公園

 
mizuasobi.jpgキタラ前を流れる小川

子供達は小川で水遊び、若者は芝生に寝そべり日光浴。 更に秋が深まるとオジサン達の出番です。

長い長い竿竹を使って、銀杏落とし。 これはいけません。 オジサン同様に天寿を全うさせて上げてください。 もうじき自然に落ちるのです。それから拾っても遅くはないでしょう。

鴨も機嫌を良くしてか、微妙な姿勢をとっています。滑りそうで滑らない片足立ちです。 ↓
bara.jpgkataasi.jpg
バラが咲く芝生の広場(キタラ東側)おっと!危ない、片足で踏ん張る

 

3頁:激安!藻岩山「シニア・パス」

 
moiwayama.jpg←札幌の父なる山、藻岩山まで約2Km

65歳以上の方に朗報です。藻岩山ロープウエイ、通常料金往復1100円が、何と「1年間乗り放題1500円!」です。問合せ電話 561-8177

市電もありますが、ウオーキングで行っても約30分で「ロープウェイ山麓駅」です。 

体力的に登山が無理な方でも、由緒ある山鼻の街並みを散策しながら、30分のウオーキングで山麓駅に到着です。中島公園を山頂から見下ろしてみましょう。何回行っても1500円です。
henoheno.jpgogumatei.jpg
いつ買っても有効期限は3月末まで。お早めにロープウェイ山麓駅近くの「ろいず珈琲館」

 

4頁:イベントいろいろ中島公園

 
ryouheika.jpg←両陛下のご宿泊先は札幌パークホテル

悠仁様誕生の9月6日両陛下は公務でキタラに向いました。

フリーマーケットも10月いっぱいで終了です。

今年の4月から公園管理は民営化されました。そのせいか、今までにないイベントもありました。
6月末の「シェフズテーブル」、8月上旬の「さっぽろ元気まつり」。 そして9月下旬は、専門学校生による「野外結婚式」です。↓
furima.jpgkekkonsiki.jpg
自由広場でフリーマーケット専門学校生による野外結婚式

 

5頁:中島公園、夜も昼も

 
niji.jpg←台風の後、中島公園西側に虹が

不思議なのですが、野幌森林公園近くの札幌郊外に住んでいた頃は、あまり自然現象を意識したことはないのです。

都心近くの中島公園隣接地に転居してからは、雲、月、虹などを日常的に、自然を意識しながら暮らすようになりました。 

子鴨の愛らしさに、心和ませ、カラスに威嚇されて、緊張させられたりする暮らしも、悪くはないものです。 適度のストレスは健康の源?                        
kitara.jpgtukiyo.jpg
キタラ前広場今夜は月が綺麗です

今月の一枚 のぞき用踏み台付き庭

 
中島公園の隣接地は山鼻と呼ばれる古くからの住宅地です。 散歩していると、楽しい庭に出会いました。 ユニークなのは小さな子供が庭を覗けるように、踏み台を架けているところです。 落ちないように手すりも付いています。 ご主人の優しさを感じさせる庭です。
niwa.jpg

管 理 人 の つ ぶ や き

 「八窓庵倒壊事故報告書」に想う
国指定重要文化財の八窓庵(写真中央)は中島公園のシンボル的存在です。 その八窓庵が、保護しているプレハブ小屋と共に潰れてしまいました。 去年の3月のことです。

復元費用、1億円はプレハブ設置業者の全額負担となりましたが、復元完成まで、さらに2年以上かかります。

事故の状況は先ず、一方が下がり、屋根上の雪が下がった方向に移動し、荷重が北側に増大。更に上端部が変形、プレハブ全体がねじれるように倒壊したと聞いています。 推測ですが、倒壊する前に雪の移動。建物の変形など、外から見て分かる状況も、あったのではないでしょうか。

プレハブ小屋に保護された八窓庵は日本庭園の奥にあり、日本庭園は冬季間閉鎖されています。 誰にも見られない状況で、倒壊が進行してしまいました。 もし、日本庭園が冬でも開園して、人が通る状況なら、この倒壊は避けられたかも知れません。

そもそも日本庭園を冬季間閉鎖する必要があるのでしょうか。 八窓庵自体はプレハブ小屋で守られています。 中に浸入して八窓庵を損壊すれば文化財保護法違反。れっきとした犯罪です。 それに、日本庭園の門だけを閉めても横から簡単に入れます。 悪意のある人の侵入は防げない構造なのです。 

犯行を意図する人は人目を嫌います。重要文化財を守るためには人目が必要です。日本庭園を閉鎖すれば、人目がなくなり、危険性は増大します。 積雪など自然界の攻撃から守るためにも人目は必要です。 いきなりプレハブ倒壊となる場合も、あるかも知れませんが、多くの場合、前触れがあります。

冬の中島公園を散歩する、ほとんどの人はリピーターです。毎日同じようなコースを歩く人が多いのです。小さな変化も見逃しません。 当時は空前の積雪で、毎日のように積雪による建物の倒壊がニュースになり、積雪地に住む人は誰もが心配していました。 つまり、誰もが「この建物は大丈夫かな?」と注意を払いながら見ていた状況があったのです。

もし、八窓庵を保護するプレハブ小屋に傾き等の変化があれば、いち早く見つけ関係者に連絡した可能性は充分にあります。
posted by H.Ishikawa at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 9月の中島公園
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/106136696

この記事へのトラックバック