中島公園のオバサン情報ですが、菖蒲池の鯉が全滅したようです。 言われてみれば今年はまだ、菖蒲池の鯉を見ていません。
オバサンは鴨々川河川工事のとき、川の水を止めたのが原因と言っています。池に入る水が減り、その結果酸素の供給が不足したと言うのです。
死んだ鯉がぷかぷか浮いて来たとも言ってました。
それから、4週間後の5月30日、更に詳しい情報が入りました。公園を毎日散歩している、近所のオジサンからです。
「4月の凍結が融けたころ、鯉が沢山死んでいるのを池の北側で見た。道を歩いていても腐臭がした。鯉の死骸を片付けていた。池の氷の上では沢山のカラスが死んだ鯉を食べていた。
翌日、行ってみると、もう鯉の死骸は無かった。」
オジサンの話は、オバサンの話と一致することも多く信頼性が高い。私もほとんど融けている池で、残った氷の上のカラスの群れをみました。オジサンは生き残った鯉を1匹見たと言い、私も2匹みました。この段階で、鯉の大量死は間違いないと思いました。
しかし、調べている内に意外な事実が分かりましたよ。中島公園の鯉について、公的機関は何も関心がないということです。管理事務所、市の緑の管理課などですが。
オジサンの話が事実だとすると、鯉の死骸を片付けていた人は誰?鯉の死骸は北側に集中していたと聞きました。菖蒲池の流れは南から北に向っているので、理屈に合っています。
オジサンは前代未聞の、この出来事が「新聞に出ないのが不思議だ」と、言ってました。 それとも良くあることなのでしょうか?
それとも、鯉は潜っていて、産卵の時期がくれば浮き上がってくる?
疑問が尽きない鯉の季節でした。(写真は凍結した菖蒲池、2006年1月撮影)
6月15日追記その後、更に二人のオバサンが鯉の死骸が大量に浮いて来たのを見た、という話を聞きました。「融けかけた氷の下から鯉の死骸がいっぱい出てきて、ボート乗場に死んだ大きな鯉が上がり、カラスが突っついていて臭かった」と言っています。

「鴨々川河川工事の影響で菖蒲池へ流入する水量が減り、その結果、凍った池の下で酸欠状態が起こり、鯉が大量に死んだ」という推理は、どうやら当たっているようです。 そうでないとすると鯉の大量死はなぜ起こったのでしょうか?
鯉がほとんど全滅したことは間違いないと思いますが、救われるのは10センチにも満たない小さな緋鯉らしき魚がところどころで見られることです。
多分鯉だとおもいます。画像は日本庭園で撮ったものですが、他でも見られます。生き残りと思える大きな黒い鯉も2匹だけ見たことがあります。 根絶やしではなくて安堵しました。
6月29日追記
依然として鯉は現れません。 上の写真の赤い金魚のような小魚も見えなくなりました。 鯉が冬に死んだことは、もう疑う余地のないことと思います。 ウグイのような小魚、エビ、亀などは健在です。 以前、生息していた大きな鯉は見れなくなりました。 キタラ西側の鴨々川では、いくらか見れますが、池との行き来はないと思います。