2006年04月30日

2006年4月の中島公園

2006年4月 の 中 島 公 園

中島公園の4月はまさに春先。 桜咲くゴールデンウィークが本当の春の始まり。 冬季間閉鎖されていた、日本庭園、ボート乗り場、テニスコートがオープン。春全開も、もうすぐですね。

1頁:春、中島公園4月23日

 
kitaramae.jpg←札幌コンサートホール・キタラ前広場

←4月下旬ともなれば雪は完全になくなり、キタラ前広場もすっかり春らしくなりました。

中島公園が賑わうシーズンとなりました。 この日は日曜日。 ピクニックを楽しむ子供達もあちらこちらに。

藤棚のある、キタラから中島公園駅への園路です。春の日差しが強く、藤棚の陰が園路に写っています。 家族連れで散歩する人も。 ↓
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まだ寒いけど、春を待ちかねてのピクニックキタラから中島公園駅に向う園路

 

2頁:春、池が融け水鳥戻る

 
osidori.jpg←オシドリ夫婦と、もう一羽(菖蒲池)

←中島公園で3羽のオシドリは珍しいです。3年前にはオシドリ母子も来ましたが、1日でいなくなりました。

菖蒲池の主人は鴨で、他の水鳥はお客様です。最近はカモメが増えていますが、主人とは認めたくありません。

千客万来とはいきませんが、たまにくるお客様に会うのが楽しみです。 カワアイサでしょうか?↓
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菖蒲池の主人、マガモの雄と雌手前の1羽はカワアイサと思うが、どうでしょう?

 

3頁:中央、南、北 春景色

 
furima.jpg←4月15日・23日にフリーマーケット(中央)

←フリマが始まると春だなと実感します。1週間前にはあった雪もピタリとなくなり、100〜200店が自由広場や園路に並びます。

中島公園は南と北で、こんなに違います。 南の幌平橋駅はひっそりとして、コンピに一つありません。

一方、北側には30階以上の高層ビルが並んでいます。 いずれも最近建ったものです。 最寄り駅は地下鉄中島公園駅です。 ↓
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幌平橋駅前のクロッカスも咲いた(南)中島公園駅近くの遊戯広場(北)   

 

4頁:4月上旬の中島公園、南、北、中央

 
gyoukei.jpg←雨上がりの行啓通ポプラ並木、南側

比較的小さな公園なのに、いろいろな顔をもっている。これが中島公園の魅力です。

←天まで届くようなポプラ並木も、残念ながら一昨年の台風で倒壊しました。 しかし、ふんいきだけは残こりました。

薄野方面の出入口は銀杏並木です。

水と緑の中島公園は、園内に池と小川が張り巡らされています。 ↓
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中島公園駅前の銀杏並木、北側キタラ前を流れる小川公園中央

 

5頁:4月上旬、中島公園の出来事

 
karasukg.jpg←薄くなった氷を突っついて魚を食べる烏

←毎年のことですが、春先の雪融けシーズンになると、融けそうになった氷上にカラスやカゴメが来ます。氷の下のエサを探しているようです。

3年計画の鴨々川河川工事も行楽シーズンを迎えると一旦終了。工事再開は秋ごろです。

画期的なことですが、中島公園の管理が民営化されました。 気付いたことは、高齢者・女性作業員が増えたことです。 他についてはまだ分かりません。 
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鴨々川導水管布設工事は一旦終了
4月より公園管理が民間業者に変更

今月の一枚:カモメに占拠された菖蒲池

      
4年前から年ごとに増え、今では菖蒲池を制圧する勢い。対策が必要と思われます。  

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管 理 人 の つ ぶ や き

 とりこさん へのメール(動画作成宣言)
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イラスト提供: とりこさん 

きれいで可愛い鴨のイラストをありがとうございます。 部品まで付けて頂きとても感謝しています。いつの日か、これら部品を使用して「動くカモマップ」を作成したいと考えています。春夏秋冬、変化するマップと、美しい中島公園の景色を背景に、可愛い鴨を自由自在に泳がせたいのです。実際の鴨は飛んだり歩いたり、潜ったり、寝たりしますが、当面の目標は泳ぐ鴨です。

「泳ぐ鴨だけ」と言っても初心者の私にとっては大変な仕事です。先ず背景、季節の移ろいをスムースに、自然に表現しなければなりません。 加えて平面的なマップをいかに配置するかの問題もあります。鴨をマップに描いて上から見ても可愛くありません。やはり横向きが好きです。 

マップなしに表現するのは更に難しく、大規模にもなります。 鴨も大きく分けて3種類、細分すると夏場の雄(ほぼ茶色)、成長過程の子などを加えればきりがありません。

鴨の動きは更に複雑です。泳いで移動する以上、向きが頻繁に変わります。川などの地形に沿った自然な動きは複雑です。北行きの鴨と南行きの鴨は形が正反対です。 向きを頻繁に変えるのは実用的でないので、適当な数でで折り合いをつける必要があるし、同じような動きを一つに纏める作業も必要です。

この動画を作成するための技術は、いまだ1%程度しか習得していません。したがって、今の段階ではいつ完成するか見当がつきません。 又、鴨の動きは自然環境に大きく影響されます。現在、鴨々川は工事中です。その為、この冬は鴨の居場所は大きく変化しました。 工事終了は2007年夏ごろの予定です。当面の目標は鴨々川河川敷工事が終了後、冬の分布を見てからになります。

ずいぶん気の長い話と、あきれられるかも知れませんが、カモの移動マップを作る為には統計的な裏付けも必要なので、10年程度の観察が必要と考えています。 それでは長すぎるので途中経過として、1年後に「中島パフェ」に載せ、毎年春が来たらバージョンアップしたいと考えています。 

イラストの鴨は、とりこさんが、私が皆の前で披露した「カモマップ」の話がきっかけで作ってくれた作品ですから、大切に取り扱い、少しでも良い作品にして、好意に応えたいと思っています。 
 

私はこの鴨の親子に出会って鴨が好きになりました

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初めて出会ったのは薄野の橋の上です。
「男運が悪くて、いつも騙されてしまう女は、橋から身を投げようとしている」これはフランス映画『橋の上の女』。

私達の場合は私が橋の上、卵の鴨たちは川の中にある石の窪みで母鴨に抱かれていました。2004年6月20日のことでした。

7月18日8羽の赤ちゃんが巣立ちましたが、鯉の放流場に閉じ込められてしまいました。
鴨の親子は苦労の末、中島公園にたどり着きました。画像は巣立ちから16日後、日本庭園東側の藤棚に近い岸辺で撮ったものです。

kk0703tatakai1.jpg
すでに子鴨を3羽失った母鴨は残った子鴨を整列させて、注意を与えました。「カラスに気をつけましょう。泳ぐときは一列に並び、決して母さんから離れてはいけません。お前達の命は私が守ります」。

母の訓示は私の想像ですが、あながち根拠の無いことではありません。それらしい写真を見てください。別の親子鴨ですが、これは同じく中島公園キタラ付近で撮りました。母鴨は単身、カラスに立ち向かい追い払いました。
posted by H.Ishikawa at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 4月の中島公園
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