2006年2月 の 中 島 公 園 | |
中島公園も雪解けです。河川工事のため中州橋付近からいなくなったカモも少しだけ帰って来ました。依然工事中ですが大きなホースで上流から水を流し、いくらか水場ができました。 | |
1頁:雪まつり会場より僅か300m先 | |
![]() | ←あの有名な鹿鳴館より古い豊平館 2月6日から12日は冬の札幌のメインイベント「さっぽろ雪まつり」です。中島公園から300m北に行くと「すすきの会場」です。 言い換えますと、雪まつり会場から僅か300m歩けば、こんな景色があるのです。 ぜひ足を延ばして、中島公園を散歩することをお勧めします。通り抜ければ幌平橋駅です。駅裏の鴨々川には鴨がたくさんいます。 ここから地下鉄に乗れば少しは混雑を免れるでしょう。 |
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300m先は雪まつり「すすきの会場」 | 藻岩山の見える中島公園であってほしい |
2頁:地下鉄幌平橋駅の鴨たち | |
![]() | ←地下鉄幌平橋駅裏には鴨がいっぱい 中島公園北口より道なりに歩けば7分でキタラ、更に7分で幌平橋駅です。いい散歩です。 行啓通を渡れば地下鉄2番口。その裏に鴨々川が流れ、そこが鴨の住処になっています。 鴨は食パンが好きです。耳だけでもけっこうです。よろしければやって下さい。 基本的に野鳥への餌やりは良くないとは思いますが、この冬の鴨は空腹のようです。 何事もときと場合です。 |
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幌平橋駅裏より行啓通方面の水場 | 親子に見えませんか? 鴨と雀です |
3頁:すすきの氷の祭典(雪まつり) | |
![]() | ←さっぽろ雪まつり前日、氷像製作中 中島公園のとなり街は薄野です。夏の「すすきの祭り」、冬の「すすきの氷の祭典(雪まつり)」と、毎年楽しませてもらっています。 中島公園のとなり街、薄野の為に何とか協力したいと思い、昨年は氷像のスポンサーになりました。 体力も技術も知識も要りません。気前さえよければ協力できるのです。北海道新聞の呼びかけ(記事)に応じ「白いターゲット」の展示に協力しました。 |
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氷像製作には電動具も使用、迅速につくる | 昨年はスポンサーとして協力、財布が頑張る |
4頁:自然と施設が調和して散歩に最適 | |
![]() | ←キタラ中庭、天まで届く吹き抜けです 中島公園には池、川、森などの自然と豊平館、キタラ、文学館などの施設があります。 これらが冬の散歩に快適な環境をつくっています。冬の天候は変わりやすく、急に吹雪が来たときなど、屋内施設があるので助かります。 キタラの中庭は冬でも緑が絶えたことがありません。ロビーは暖かいし、トイレもきれいです。 |
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キタラのメインエントランス前に電飾 | 菖蒲池東側の白樺 |
5頁:鴨々川導水管敷設工事 | |
![]() | ←鴨々川の水を抜いて横穴を掘る 去年まで、ここは鴨の棲家でした。キタラの南側、白鶴橋近くの鴨々川です。 巨大な導水管を敷設する工事をしています。下流の流れをよくして、川をきれいにする工事です。 工事中の川の流れは太目のホースで確保しています。普段より水量が少ないので、下流は凍結しやすくなっています。 薄野の藻山橋(南8西4)あたりも川面が凍結しています。 |
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穴に埋める予定の導水管 | 川の流れは太いホースで確保 |
今月の一枚:雪まつりの先は中島公園 | |
雪まつり大通会場を南に行くと「すすきの会場」です。そこから僅か300m南に行くと中島公園です。まるで別世界ですね。画像は凍結した菖蒲池。まさに都会のオアシスです。 次へ | |
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管 理 人 の つ ぶ や き | 大きい子は小さい子を叱りなさい! |
1月下旬福島県で幼児二人が池の氷割れで死亡という、大変痛ましい事故がありました。中島公園は水と緑の公園です。公園の中には池と川が縦横に張り巡らされ、池のほぼ全部と川の大部分は凍っています。ここでも同様の事故が起こる可能性があります。 事故が起こると、入れないように柵で囲うべきだ。今回のように柵で囲ってある場合は、柵を越えられないように有刺鉄線を張るべきだ等、声高に叫ばれます。 ![]() 一見正しい意見のように思えます。しかし、机上の空論です。危険な場所を全部柵で囲むことは不可能です。危険な場所はいっぱいあります。海、川、山、その他もろもろです。 「いやいや、そんなことを言っているのではない。ここは特に危険なのだ」と言うかも知れません。それならば同等以上の危険がある場所全てを柵で囲わなければ意味がありません。やはり、不可能に近いでしょう。可能としても大部分の柵は邪魔になります。 暗闇のマンホールの穴とか草むらに隠れた井戸とか、人が予見できない危険は管理者責任が明確ですから別の話です。念のため付け加えます。 一般に子供を同種の危険から守るには、物理的に入れないようにする、危険を避ける教育をする。この二つがあり、現実にはこの二つを併用して対応しています。しかし、何か事故があると「物理的な部分」が強調され過ぎていないでしょうか。いつも疑問に思っています。 危険を避ける教育をすれば、全ての場所に適用できますが、物理的に囲っても安全になるのは、その場所だけです。それに、入れないように囲ってしまっては、実際に事故が起こったとき、助けに入ろうとする人の妨げにもなります。助け出すときも同様です。 教育とは単に学校教育だけでなく、家庭教育はもちろんですが、公園ならば管理者が注意を促す、さらに大人が子供に注意する。もっと言えば大きい子供は小さな子供が危ないことをしたらを叱る。事故を少なくするには、このようなことが大切と思いました。 (画像は凍結した中島公園菖蒲池と藻岩山) |
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