2005年04月30日

2005年4月の中島公園

月刊中島公園2005年4月

中島公園の春です。最新の写真で菖蒲池、鴨々川、豊平館等、中島公園を紹介します。日本庭園は冬季閉鎖中で、4月下旬開園です。環境と都市公園問題を考えるサイトをめざします。
今月の1枚 在りし日の八窓庵
管理人のつぶやき 八窓庵を守るには
フリマ大丈夫? 4月17日はフリーマーケット
活動記録 
中島公園及び周辺地域のための宣伝活動をまとめました。

1頁:中島公園に、ようやく遅い春が来た

 
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今冬は雪がよく降りました。そのため、重要文化財の茶室、八窓庵は雪の重みでつぶれるし、
フリーマーケット会場予定の自由広場の雪はなかなか減らないでやきもきするし、いつもと違う春の始まりでした。

菖蒲池の氷が融け始めると、さっそくカモメがやってきました。海からではなく、その辺からです。4,5年前から街中に住みついています。
4月14日の菖蒲池 
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地下鉄幌平橋駅裏の鴨々川菖蒲池の氷も融けだし鴨が戻る

2頁:中島公園それぞれの春

 
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<左>地下鉄幌平橋駅裏に「鴨々川水遊び場」があり、子ども達が川遊びできます。春が来れば直ぐ夏です。

<左下>林の向こうにぼんやり見えるのがキタラです。台風18号の後にクロックタワーが出来ました。

<下>雪がなくなると鴨が地面に上がったり、空を飛んだりすることが多くなります。
鴨々川水遊び場近くの遊具 
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去年新設された自由広場の時計白鶴橋から見た鴨々川沿い休憩所

3頁:冬の名残の4月14日、今年だけ?

 
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<左>正面に藻岩山、手前は凍結が緩んだ菖蒲池です。氷が薄くなっています。

<左下>地下鉄幌平橋駅前広場のクロッカス、例年なら満開でしょうか。

<下>豊平館前は除雪したり、雪割りしたり、いろいろ手を加えているので春が早く来ます。
パークホテルを背にして見る景観 
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やっと芽が出たクロッカス、4月14日撮影春を呼び寄せる雪割、豊平館前

4頁:フリマ大丈夫?4月17日予定

 
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4月17日は自由広場でフリーマーケットの予定です。まだ、こんなに雪が積もっていて大丈夫でしょうか。心配です。毎年フリマは雪が自然に融ける、4月中旬に開催されます。それで、雪が融けるとフリマという感覚が身についてしまいました。それが今年はなかなか融けないので、気が付いたらフリマ直前です。
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11日、遅い雪融、特別に一部除雪で対応 
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12日、まだ、こんなに厚い、フリマ大丈夫?14日、お天気任せも限界、たまらず除雪

5頁:遅い雪融け(4月6日撮影)

 
ROAD0406.JPG今年の雪融けは一週間も遅いのではないでしょうか。それでも、中島公園から一歩出ると雪はなく道路は乾いています。

園路は雪融けで水浸しですが、公園を歩く人も春を楽しんでいるように見えます。

犬を散歩に連れて行く人も楽になりました。冬は長靴はいての散歩でした。

鴨々川もサラサラ流れ、鴨も群れることもなく、広々とした川を泳いでいました。
幌平橋駅からキタラに向かう園路 
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鴨々川、黒塀は中島公園に隣接するお屋敷 犬も連れて歩く人も楽しそうな春

6頁:ラジオカロスに遊びに行きました

 
outosideStudio.jpg4月8日12時〜13時FMラジオカロス
「山鼻、今日もいい天気」のスタジオに遊びに行ってきました。

ただの遊びと違いますよ。ちゃんと中島公園のことも話してきました。

札幌の老舗公園、中島公園について世界中の人に伝えるのが「中島パフェ」の使命なのです。

いつの日か、世界中の人々が日本語、分るようになるといいですね。 (^。^)y
若さいっぱい、場違いかな?と汗がタラリ 
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「山鼻今日もいい天気」のベテラン・スタッフスタジオ内、放送開始

7頁:3月21日 八窓庵倒壊

 
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茶道には縁はなかったのですが、江戸初期の茶室と聞き感心していました。

よくここまでもったものだ、とも思いました。大切にしなければとも思いました。それが雪の重みで倒壊とは残念でなりません。

地震と違って雪は少しずつ積もったのです。あちらこちらで倒壊事故もありました。倒壊は予測できることです。なぜこんな事故が起こるのでしょうか。
保護しているプレハブが倒壊 
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玄関の北側が完全につぶれている北側の庭の方向に倒れている

今月の一枚:在りし日の八窓庵

2004年11月3日撮影 月刊中島公園トップ
八窓庵は3月21日、保護しているプレハブの建物と共に、雪の重みで倒壊ししました
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管理人のつぶやき

 八窓庵を災害から守るには

札幌では極めて珍しい江戸初期の建物

3月21日、中島公園内にある国指定重要文化財の茶室「八窓庵」がほぼ全壊しました。札幌では極めて珍しい江戸初期の建物です。
1933年、滋賀県(江州)から札幌市内へ、更に中島公園日本庭園内に移築(1971年)され、一体どの部分が江戸時代のものか、私にはさっぱり分らないのですが、自分なりに誇りに思っていました。

日本庭園の奥にあり、外からは見えにくい

八窓庵は日本庭園の奥にあり、冬になると日本庭園は閉鎖され立入禁止になります。八窓庵はプレハブで囲まれ、厳しい冬の気象から保護されています。一般の人は閉鎖された日本庭園のプレハブの中にある八窓庵については、全くわからない状態にあります。

見回りをしていれば、雪下ろしば必要か分るはず

4月1日北海道新聞に「・・・状況がどんなのかは見回りをしていれば、雪下ろしば必要かどうか分ったでしょうに。何とも無責任な話です。」と公園管理を非難すると思われる投書がありました。
私も同感ですが、公園の近所に住んで4年、公園管理に費用をかけたらきりがないとも、思うようになりました。

日本庭園の冬季閉鎖を止めればいい

考えてみれば、もっと良い方法があります。日本庭園の冬季閉鎖を止めればいいのです。八窓庵だけ立入禁止にすれば充分です。八窓庵はプレハブの中で保護し、プレハブの監視は園内を散歩する人がやれば良いと思います。中島公園を寒い冬でも散歩する人は、普通の通行人とは違い、公園の様子を注意深く観察しています。中に重要文化財が入っていることを知っているのですから、積雪によるプレハブの変化を見逃すはずがありません。

早期発見、早期対応、人の目に触れることが大切

日本庭園内に人を入れれば、悪戯される心配もあるとは思いますが、悪戯したい人は閉鎖中でも、雪まみれになるのが嫌でなければ簡単に入れます。又、開放していても雪まみれになるのが嫌な普通の人は、除雪された園路以外を歩くことはありません。

冬季間も日本庭園を開放することにより、多くの人の目に触れるようにすれば、閉鎖して人の目をさえぎった場合と比べ、安全性は向上すると思います。
posted by H.Ishikawa at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 4月の中島公園
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