2011年12月31日

2011年12月の中島公園

中島公園2011年12月

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中島公園の12月は池が凍結し、川の鴨が増える。 今年は初めての「パンフルート・コンサート」が児童会館ホールで開かれた。 太鼓橋が滑って危険な為通行禁止。歩くスキーは1月4日より。 画像は自由広場。「札幌まつり」の見世物小屋はここに建つ。園芸市やフリーマーケットもここで開かれる。 2011.12.30更新。

今月の1枚 小さな水場の野鳥たち

管理人のつぶやき この1年を振り返る

 

1頁:12月25日の中島公園

 

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← 九条広場、薄野側に高層ビル群。
暮も押し迫った12月25日は晴れ渡っていた。しかし、散歩する人もマバラだ。青空に白い雲。絵に描いたような空だ。しかも日曜日。それでも人出は僅かな中島公園だった。冬の池は凍結しカモ等の水鳥もこなくなる。凍った池は見た目には、陸上の広場と区別がつかない。しかし、鯉などの生き物は氷の下で眠っている。真冬でも池の底では命が宿っているのだ。水の流れが酸素を供給するので、生物が生きていけるのである。 

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菖蒲池南側は水が流れ込むので水場が残る。

フリマでお馴染みの自由広場も雪に覆われている。


 

2頁:24日にパンフルートコンサート

 

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← パンフルート奏者、竹笛太郎さん。

中島公園には山内壮夫の彫刻「猫とハーモニカ」がある。一方、竹笛太郎さんは菖蒲池岸でよくパンフルートの練習をする。ところが、彫刻で猫が吹いている楽器はハーモニカでなくパンルートではないかと言われている。これで、彫刻とパンフルート奏者の竹笛太郎さんが繋がった。 そんな縁でパンフルート・コンサートが開かれた。場所は中島児童会館ホール。12月24日のことである。実は猫についても、ギリシャ神話の牧神パンではないかと言われている。

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コンサート会場は中島児童会館ホール。

こちらは飛び石を利用して川を渡るホンモノの猫。


 

3頁:中島公園冬の風物詩

 

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← 中島公園駅近くで歳の市。
地下鉄中島公園駅の近くに、2軒くらい立っている。札幌コンサートホール・キタラ広場前の彫刻「相響」にはシートが被せられた。これも冬の風物詩。冬期間の積雪により彫刻内部に浸水すると、その水分が冬期の冷え込みで凍結・膨張し、作品に亀裂を生じる恐れがあるからだ。毎年、クリスマス・シーズンになると、キタラ中庭にクリスマスツリーが飾られる。 外はイルミネーションで装飾されている。歩くスキーは雪不足のためか、来年1月4日からの開始となった。無料でスキーセットが借りられる。

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「相響」は冬期間、防水シートで保護される。

キタラ中庭にクリスマスツリーが飾られる。

 

4頁:公園もいろいろ大変だ

 

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← 工事のため鴨々川の水を止める。

ここは白鶴橋と中州橋の間。 鴨々川の水門は豊平川にあり、ここで水量を調節することができる。今回は工事で止めたが、清掃で止める場合もある。 小さな水場にはカモが三羽。よく見れば四羽。菖蒲池は凍結し、最早カモの居場所はない。地下鉄幌平橋駅裏側の太鼓橋が滑り易いということで通行禁止になった。 林の中の太鼓橋は風流でいいのだが雪が積って凍りついては仕方がない。

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凍結した池は陸上と区別がつかない。印が必要。

太鼓橋は中島公園の伝統だが滑りやすい。


 

5頁:冬場の水鳥たち

 

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← 菖蒲池北側の小さな水場。
12月はカモなどの水鳥が、凍結した池から流れがあり凍結しない川に移動する季節だ。 左の写真を大きくしたのを「今月の一枚」に掲載してある。鴨は中島公園内を流れる鴨々川にも多く見られるが、一番纏まっているのは、地下鉄幌平橋裏辺りだ。秋には十数羽いたオシドリだが、冬になってみると、いつものように1羽だけしか見られない。下の写真の太鼓橋は滑り易いので現在通行禁止になっている。 雪が解けるまで解除されないだろう。 冬のカモはエサを求めてか、カメラを向けただけで寄ってくる。

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オシドリが一羽、いつも中州橋辺りにいる。

太鼓橋のある幌平橋駅裏にはカモがいっぱい。 


今月の一枚  小さな水場の野鳥たち

 

寒くなると池は凍るが小さな水場が2ヶ所ある。水が流入する場所と流出する場所だ。 12月1日撮影。

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管理人のつぶやき

 この1年を振り返る  

「中島パフェ」は今年の8月から全面的なリニューアルを開始した。 それと時を同じくして中島公園周辺に新しい動きが出てきた。 来年は中島公園も「中島パフェ」も大きく発展するような気がしている。

新しい動きとは、「さっぽろまちじゅう博物館(文化遺産を活かした観光振興・地域活性化事業)」が、その一つ。 もう一つは中島公園管理事務所が実施している「中島公園33選」、歴史や文化を再認識して地域振興の一助とする事業である。

一方、2010年に引き続、「中島公園モニュメント研究会(モニュ研)」の活動は管理事務所の協力を得ながらやっている。 これも新しい動きと考えられる。 

私が属しているモニュ研は、例えて言えば「札幌彫刻美術館友の会(友の会)」と親子の関係にある。 今年は中島公園に於ける友の会の活動が活発になっている。 以下に「まち博、33選、友の会」に関係する出来事を挙げてみた。 今までと違う大きなうねりのようなものを感じている。

2011年2月11日〜13日、ゆきあかりin中島公園2011 

「さっぽろ雪まつり」に合わせて、中島公園九条広場で開催。 去年から友の会が一部を受け持っている。

20011年6月5日 第20回クリーン鴨々川清掃運動(野外彫刻清掃も同時実施)

6月5日(日)午前9時30分〜11時。 中島公園内の野外彫刻清掃(友の会担当)も一緒に実施。 

2011年6月30日 「札幌彫刻美術館友の会」さっぽろ環境賞受賞

中島公園で野外彫刻の調査・清掃活動をしている「札幌彫刻美術館友の会(友の会)」が受賞。

2011年7月10日・19日・20日 母と子の像の劣化防止作業の実施

7月10日(日) 午前10時〜12時 午後2時〜4時 清掃 。  
友の会が主催し、近所の住民、近所で働く人が共同して実施。

2011年7月30日 中島公園彫刻クイズラリー 初めての「札幌彫刻美術館友の会」主催行事

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夏休み、彫刻クイズラリー9時30分、児童会館前集合。 対象:幼児〜小学生。 友の会が主催。

2011年9月18日午後3時 猫とハーモニカ前で「パンの笛」演奏

中島公園ほぼ中央芝生の芝生広場で、この彫刻に因んだ最古の管楽器
「パンの笛(パンフルート)」コンサートには、雨模様の中25名が参加した。 友の会主催。
9月19日北海道新聞・朝日新聞朝刊で報道される。

2011年10月2日 第21回クリーン鴨々川清掃運動 

ボランティアによる清掃運動。 野外彫刻清掃もある。 大雨の為中止。 

2011年10月8日〜10日 キタラで「Kitaraあ・ら・かると」

「つながる・ひろがる音楽のチカラ」を合言葉にコンサート他、多彩な行事。 キタラ主催、友の会協力。

2011年10月22日 中島公園の資産活用について考えるシンポ等

「中島公園の資産と今後の活用について考える」シンポジウム が、次のように開かれた。 
10月22日(土)9時30分受付開始、10時〜12時シンポジウム、文学館講堂。
第2部、13時〜15時、中島公園見学ミニツアー、定員30名、事前申込み。

2011年10月5日 中島公園にオシドリがいっぱい! 珍しいので特に掲載!

菖蒲池西岸、中島公園駅からキタラに向うとき、藤棚の手前で左側に見えた。 

12011年12月24日に中島児童会館で「パンフルート演奏会」

午後1時〜2時、児童会館ホール 入場無料(要整理券)。 中島児童会館と友の会の共催。

タグ:オシドリ
posted by H.Ishikawa at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 12月の中島公園