中島公園管理事務所では、中島公園の見どころを紹介して、魅力アップに繋げて行こうという趣旨で、「中島公園三十三選選定事業」を実施中。 キックオフイベントとしての「中島公園の資産と今後の活用について考える」シンポジウムは、10月22日に開催された。 次の予定は、一般市民の投票で選ぶ「中島公園三十三選」だが、これは11月30日で応募が締め切られ、 関係者による選定作業に入ることになっている。 
結果の発表は2012年1月の中島公園管理事務所前の掲示板、及び中島公園公式ホームページで行われる。 ホームページ「中島公園」によると、「2012年度には『中島公園三十三選ガイドブック(仮称)』を作成し、多くの皆様にご活用いただく予定」との計画だ。 札幌市による「札幌の観光に関するイメージ調査結果(2011.8.31札幌市資料)による調査結果を読んで、観光客と札幌市民との間にミスマッチがあることが分かった。 札幌市民が観光客に体験して欲しい観光スタイルでは、「伝統や歴史を学ぶ」は下位にランクされているが、観光客が体験してみたいと思う観光スタイルでは上位にランクされているのである。 これは捨てては置けないと思った。 このミスマッチを解消する為にも、このたびの「中島公園三十三選プロジェクト」はタイミングの好い企画と考える。 中島公園の魅力を伝えるホームページを運営する者として、この企画を応援したい。 札幌を観光地として発展させる為には、地域ごとに特徴を持たせた方がよい。 例えば、札幌駅前は「未来の街」。そして、 薄野・中島地域は「歴史ある街」と言う風にである。 薄野は歓楽街として知られているが、お寺が多い地域だ。 中島公園に隣接して神社が3社ある。 そして、この界隈には古い建物も少なくない。 「中島公園三十三選ぷロジェくト」も進んでいるが、公園周辺には歴史的・文化的資産も多い。 この面からしても薄野・中島を含む札幌南部地域は「歴史ある街」を目指すのがいいと思う。 これは、「伝統や歴史を学びたい」観光客のニーズに応えることにもなる。 (画像は中島公園33選候補の札幌市天文台 札幌市文化資料室所蔵) |