2011年11月30日

2011年11月の中島公園

中島公園2011年11月                  

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11月17日の中島公園は雪景色だった。 北日本最大の繁華街薄野から10分も歩けばこの景観に出会える。 札幌の歴史と一緒に歩んできた中島公園は歴史と芸術の公園でもある。 画像は菖蒲池越しに観る藻岩山。山が一番美しく観えるのは仰角8度と言われているが、中島公園はまさにこの位置にある。 2011年11月30日更新

1頁:11月28日の中島公園

 

 

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←札幌コンサートホール・キタラ近くの銀杏林。
17日には中島公園も初積雪。1面の銀世界になった。それも直ぐに融け再び温暖な日が続いた。 さすがに、銀杏は全て散ってしまった。しかし、日差しは暖かそうだ。穏やかな晩秋。 一度は凍結した豊平館前の池も融け、再び秋に戻り、水面に映る豊平館と青い空。秋らしい景色がいい。 地下鉄中島公園付近に、新しい花壇ができた。 かってここは自転車置き場のようになっていたいたが、見違えるようにスッキリした。 花壇の威力はすばらしい。自転車を一掃。

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国指定重要文化財豊平館 33選候補


新しく整備された北口の花壇


 

2頁:中島公園秋景色

 

 

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←大正時代に植えられた銀杏並木。 
33選候補、中島公園の秋は素晴らしい。1年で一番好きな季節だ。実りの秋。人生も秋が一番すばらしい。銀杏並木の正面はJR札幌駅。この写真では見えていないが、天気さえ好ければ肉眼で見える。距離は約2km、歩いて約30分だ。 大通公園を通過し、すすきのを通過すると中島公園。そこから観える菖蒲池越しの藻岩山は絶景だ。 札幌駅から真っ直ぐ歩けば、ここに出る。 日本庭園は11月6日までの開園。この次に入れるのは4月下旬、GWの頃だ。 ↓

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菖蒲池(元右衛門堀跡地)。 33選候補


国指定重要文化財八窓庵。 33選候補


 

3頁:11月17日は雪だった

 

 

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←ここが猫の一番休まる場所なのか?

「ネコはコタツで丸くなる♪」と歌にあるが、こんな所でネコが丸くなっている。 落ちたら冷たいのに何故?カラスが首を傾げている。私も同じ気持ちだ。中島公園の見どころ33ヶ所を選定するプロジェクトが進行中「中島公園33選」である。40の候補が上がっているが、それに「33選候補」と、タグを付けた。読んでる人が分かる為のタグ。キタラ前の「相響」に薄っすら雪が積っている。当たり前のようだが、珍しい風景。冬はシートで覆われる。昔、競馬場のコースだった白鶴橋。 ↓

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11月17日は雪だった。キタラ前の「相響」。 33選候補


昔、競馬場のコースだった白鶴橋。33選候補


 

4頁:中島公園33選候補の建造物

 

 

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no.2 木下弥八郎顕彰碑


no.27 札幌市天文台(岡田山)

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no.11 山内壮夫彫刻群4点の一つ(鶴の舞)


no.39 森の歌(山内壮夫 作)


 

5頁:中島公園33選候補の木

 

 

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←no.28 シダレウンリュウヤナギ
池を挟んで豊平館の前にある大きな木はシダレウンリュウヤナギである。 そう聞けば何となく格好いいような気がする。伊夜日子神社横(北側)のケヤキは以前から知っていた。 木の横に説明が付いていたからだ。行啓通に架かる南14条橋近くのエゾヤナギが中島公園で一番古い木と言われれば、なるほどと思う。 見るからに古いのだ。 後何年もつか心配になるくらい古そうだ。 なんとなく気の毒になってくる老木だ。このほか、シダレザクラ、ハウチワカエデ、フジ、ギョリュウ、銀杏並木、不老の松などが33選候補にある。

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no.16 ケヤキ(公園一の大木) 伊夜日子神社横


no.21 エゾヤナギ(公園一の老木) 南14条橋

今月の一枚  中島公園 秋景色

 

 

11月2日の風景。”安田侃、野外彫刻展 -- 街に触れる -- ”が開催中。 彫刻は『天泉』 Sky Fountain。
聞いた話だが「空の泉 水源 液体が絶えず出る容器」である。 この画像は後ろ向き、前は窪んでいる。

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管理人のつぶやき 中島公園三十三選

 

  

中島公園管理事務所では、中島公園の見どころを紹介して、魅力アップに繋げて行こうという趣旨で、「中島公園三十三選選定事業」を実施中。 キックオフイベントとしての「中島公園の資産と今後の活用について考える」シンポジウムは、10月22日に開催された。

次の予定は、一般市民の投票で選ぶ「中島公園三十三選」だが、これは11月30日で応募が締め切られ、
関係者による選定作業に入ることになっている。 

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結果の発表は2012年1月の中島公園管理事務所前の掲示板、及び中島公園公式ホームページで行われる。

ホームページ「中島公園」によると、「2012年度には『中島公園三十三選ガイドブック(仮称)』を作成し、多くの皆様にご活用いただく予定」との計画だ。

札幌市による「札幌の観光に関するイメージ調査結果(2011.8.31札幌市資料)による調査結果を読んで、観光客と札幌市民との間にミスマッチがあることが分かった。

札幌市民が観光客に体験して欲しい観光スタイルでは、「伝統や歴史を学ぶ」は下位にランクされているが、観光客が体験してみたいと思う観光スタイルでは上位にランクされているのである。
これは捨てては置けないと思った。

このミスマッチを解消する為にも、このたびの「中島公園三十三選プロジェクト」はタイミングの好い企画と考える。 中島公園の魅力を伝えるホームページを運営する者として、この企画を応援したい。

札幌を観光地として発展させる為には、地域ごとに特徴を持たせた方がよい。  
例えば、札幌駅前は「未来の街」。そして、
薄野・中島地域は「歴史ある街」と言う風にである。

薄野は歓楽街として知られているが、お寺が多い地域だ。 中島公園に隣接して神社が3社ある。 
そして、この界隈には古い建物も少なくない。 

「中島公園三十三選ぷロジェくト」も進んでいるが、公園周辺には歴史的・文化的資産も多い。 この面からしても薄野・中島を含む札幌南部地域は「歴史ある街」を目指すのがいいと思う。 これは、「伝統や歴史を学びたい」観光客のニーズに応えることにもなる。 
(画像は中島公園33選候補の札幌市天文台 札幌市文化資料室所蔵)


posted by H.Ishikawa at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 11月の中島公園