2010年03月31日

2010年3月の中島公園

中島公園2010年3月                

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中島公園の冬の終わりは3月です。 4月になれば完全に雪が融け、クロッカスが咲きます。4月17日に1回目のフリーマーケットが開かれます。 いよいよ春ですね。

1頁:3月30日雪融け

 
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←菖蒲池南側、河口付近。

←なかなか春が来ない。3月30日ようやく、ここまで融けた菖蒲池。 29日にはマガモが2羽来ていた。園路も雪融けの水溜りが出来る。 歩いている人の向こう側が菖蒲池。 手前は園路。 鳩の水遊び。毎年4月になると中島公園のフリーマーケットが開かれる。 あれだけ積っていた雪も、フリマが近くなると融けて来るから不思議だ。 今まで雪の為に開催が遅れたことはないと思う。 ↓

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今年の雪融けは遅い、3月30日撮影。

自由広場も雪融け、4月17日にフリマ予定。


 

2頁:3月24日の中島公園、春近し

 

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←中島公園北側(薄野側)出入口。

今年の春は近づいたかと思うと、遠ざかる。 中島公園の出入口は、春と冬の境界線のように見える。

←公園から一歩外にでると、そこには雪がない。

菖蒲池南側には僅かながら水場がある。 白い雪の上にくっきりと木の陰が映っている。 春の日差しだ。中島公園内を自転車で走る人が目立つようになった。 これも春の印と思えば楽しい。 ↓

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菖蒲池南側、河口に近い為、一部融けている。

札幌コンサートホール・キタラ前広場。


 

3頁:3月中旬の中島公園

 

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←日本庭園内で建設中の東屋。

←日本庭園は5年ぶりに従来の景観を取り戻す。2005年八窓庵倒壊、2009年修復。2008年東屋倒壊、2010年3月25日建設完了予定。3月19日は、少し温かかった。 猫と少年と1対1で遊ぶ姿が春を感じさせてくれた。公園橋のデザイン、雪の結晶が札幌らしくてよい。毎年、12月中旬から3月下旬にかけて、歩くスキーコースが設定される。今年は3月22日に終了している。 ↓

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中島公園地域猫と遊ぶ子供さん。

中島公園東側に設定された歩くスキーコース。


 

4頁:3月5日・7日の中島公園

 

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←雪に埋もれて、水陸見分けがつかない菖蒲池。

新雪に覆われて何もかも真っ白になる雪景色が好きだ。 3月5日は雪だった。 (写真左、下)
←菖蒲池北側のこぐま座近くの橋から観た菖蒲池。

3月7日、オシドリの雄がキタラ南側付近の鴨々川に来ていた。 今年も時々姿を見せる。 どこからか?中島公園は通勤・通学の通路として利用する人も少なくない。 この道の左側に人形劇場こぐま座。 右側は菖蒲池だ。 ↓

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札幌コンサートホール・キタラ近くのオシドリ♂

通勤通学時間は中島公園内を通る人も多い。


 

5頁:3月2日の中島公園

 

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←札幌の父なる山、藻岩山

三寒四温というけれど、3月の天気はめまぐるしく変わる。3月2日は晴天。抜けるような青空が奇麗だ。
←文学館から北口(薄野方面)に歩いて行くと、左側に藻岩山が観える。菖蒲池越しに観える藻岩山だが、凍結した池は陸地と区別がつき難い。菖蒲池の北側の河口付近は融けている。知るや知らずや危険地帯を歩く猫。落ちたら濡れるぞ! 鴨々川の支流の名もない小川。流れ着く先は菖蒲池、さらにその先は、再び鴨々川に合流する。 ↓

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凍結した菖蒲池も一部融け出した。猫危ないぞ!

札幌コンサートホール・キタラ近くを流れる小川。


今月の一枚 白い雲青い空

  

3月29日の中島公園、札幌コンサートホール・キタラ前広場。 雪の日が続いたが、久しぶりの青空。

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楽しい食卓、朝の食卓 菖蒲池の団欒

 
「春の夜想曲〜菖蒲池の団欒〜」リハーサル

北海道立文学館から道路の向こうを見ると、セイコーマートがある。 そこが、シアターZOOがあるマンション、ファミール中島公園だ。

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左端に灯りが見えるのが、シアターZOOへの出入口。 右側がセイコーマート。

階段を降りて右側が、中島公園通地域創造アトリエ、扇谷記念スタジオ・シアターZOOである。 

扉が開くと薄暗い奥に舞台が見える。 そこでは3月6日〜16日、公演「春の夜想曲〜菖蒲池の団欒〜」のリハーサルが行われていた。 

演劇のリハーサルは初めて見た。 そこでは本番では見られない演出者の動きが、面白く感じた。 

両腕でタクトを振るような仕草をしているので、「何をしているのですか?」と案内のY氏に聞くと、「ここで音楽が鳴る」という意味だそうだ。

テレビドラマ『北都物語』・『俺たちの旅』等でお馴染みの金沢碧さん達、3人が舞台の上で稽古をしていた。 

家に帰って「中島公園関連新聞スクラップ帳」を開いて探すと「札幌の劇団TPS 韓国のひのき舞台へ」との見出しの記事があった。 

そこに、リハーサルと同じような写真が載っていた。もちろん本番だから、衣装や舞台も奇麗に整っている。 なるほど、先ほど見た舞台は、こうなるのだなと納得した。

「春の夜想曲〜菖蒲池の団欒〜」公演

3月9日の中島公園菖蒲池は、春近しとはいえ雪と氷の世界だった。

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凍結した菖蒲池、盛り上がっている所は中島、池越しに観えるのは藻岩山。


その日の夜は、一足早い春を中島公園隣接のシアターZOOの舞台で観ることができた。

フィクションの世界とはいえ、こちらの菖蒲池も、また素晴らしい。

待ちに待った、「春の夜想曲〜菖蒲池の団欒〜」を楽しんだ。

芝居を観るのは初めてだが、面白さは、私の予想を超えていた。

菖蒲池が舞台上で、いかに表現されるか、固唾を呑んで見守った。


実は私、5年前、読売新聞の水紀行「菖蒲池」で、中島公園に惚れ込んだ人として紹介される機会に恵まれた。 その中で菖蒲池への思いを熱く語ったことがあるのだ。

「何かと縁がある、菖蒲池が舞台になっているのだから、見逃す訳にはまいりません」
こんな気持ちに押されて、観に行ったのが「春の夜想曲〜菖蒲池の団欒〜」である。

初めて観た芝居は期待した以上に面白かった。  なによりも芝居そのものが面白い。 印象に強く残った場面、素晴らしい演奏等、書きたいことは山ほどある。

しかし、それをいちいち書けば、この芝居を初めて観る人の感動を薄めてしまうことになる。 予備知識は主催者のパンフレットに任せることにした。

もちろん、パンフには公演に関する全ての情報が簡潔に、余すことなく記されている。

検索キーワード → 春の夜想曲 菖蒲池の団欒


観劇は初めてだから、私には論評する力は無い。

しかし、これだけは言える。

近所の住民や中島公園に思い出のある人にとっては感動ものである。

芝居はもちろん、チェロ、ピアノ等の生演奏も素晴らしい。

それに大好きな菖蒲池に作られた奇想天外な仕掛けが見ものだ。

これが面白くてこたえられない。 そこには秘密のトンネルもあるのだ。

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2008年「春の夜想曲」東京公演写真 (C)ジェシカ・リー

しかし、次なる事実を皆さんはご存知だろうか?
菖蒲池の下には巨大なトンネルが実際に在る。これはフィクションではない。事実だ! 

「巨大トンネルって何ですか。もったいつけないで言って下さい」
「地下鉄南北線を通すトンネルが菖蒲池の下にあるのです」
「証拠ありますか」
「地下鉄の通気孔があるのが、何よりの証拠です」
「どこに?」
「菖蒲池南側の芝生広場、通称ワンワン広場の中央南側にあります」

「事実は小説より奇なり」と言うが、まさにその通りである。

タグ:オシドリ
posted by H.Ishikawa at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 3月の中島公園