2009年11月30日

2009年11月の中島公園

中島公園2009年11月

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中島公園の11月は秋の終わり。日本庭園、ボート、庭球場も閉鎖され、来年4月まで冬モードの入る。一方、周辺ホテルやキタラはイルミネーションで彩られる。12月中には「歩くスキー」も。 画像は札幌コンサートホール・キタラ前広場の外側を流れる鴨々川分流。 2009年11月29日更新

1頁:晩秋の中島公園1 11月2日撮影

 

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←日本庭園国指定重要文化財「八窓庵」

11月2日の中島公園は寒く、風も強いし雪もチラつき、気温も零度まで下がった。

中島公園内の主な木々に樹木札が付いた。ここ、日本庭園は、11月4日から閉園なので撮っておいた。

菖蒲池周りも奇麗に紅葉。鴨も元気に泳いでいるが、この池は12月中に凍結し、鴨はいずこへか去る。

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主な木々に樹木札が付いた

中島公園菖蒲池


 

2頁:晩秋の中島公園2 11月9日撮影

 

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←国指定重要文化財豊平館。

今朝の中島公園は暖かい。 札幌はだんだん暖かくなっている。秋を楽しめる期間が長くなり、冬が短くなったような気がする。地下鉄中島公園駅3番出入口付近の銀杏並木。新しく出来た3番出入口が銀杏並木と馴染んできた。中島公園の新しい風景。出入口が出来ただけで都会的になる。菖蒲池北(薄野)側で泳ぐマガモ。鴨がここで泳げるのも、あと一月程度だ。やがて氷が張り、鴨は近くを流れる鴨々川に移動する。それとも他所に行っているのかもしれない。元々シベリアから来た、渡り鳥である。

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中島公園駅3番出入口付近の銀杏並木。

菖蒲池北(薄野)側で泳ぐマガモ。


 

3頁:晩秋の中島公園3

 

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←キタラ広場の東側を流れる小川。11月9日撮影。

キタラ広場の東側を流れる小川。 この近くに札幌コンサートホール・キタラがある。公園を散策して、いい音楽を聴く。そういえば、日比谷公会堂も日比谷公園の中。昔から、公園と音楽は縁がある。 広場を挟んで反対側に北海道立文学館。中島公園は芸術の公園と言われている。中島公園内を流れる鴨々川の下には直径1mの導水管が埋められている。そこには川面の何倍もの水が流れ、導水管の水はここから排出される。 水面に噴出すように排出されるのは初めて見た。

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導水管から川面に排出する水11月15日撮影。

札幌護国神社、七五三。11月15日撮影。

4頁:晩秋の中島公園4 11月22日撮影

 

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←キタラ近くの自由広場
人から一番近い距離に居るのが、鳩。以下、鴨、カラス、雀の順。ここは札幌コンサートホール・キタラ近くの自由広場。雨の中島公園、鳩は地面に降り、しばらくすると一斉に飛び立つ。しばらくすると地面に降りる。 こんなことをしばらく繰り返していた。豊平館はいつ撮っても違って見える。池、芝生、木々などの様子が変わるからだと思う。今日は11月22日、「いい夫婦の日」。結婚式場として相応しい日だ。札幌コンサートホール・キタラ前広場の近くを流れる小川。スッカリ晩秋の風情だ。高くそびえるビルはホテル、ノボテル札幌である。

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「いい夫婦の日」の豊平館(結婚式場)

キタラ前広場の近くを流れる小川


 

5頁:晩秋の中島公園5

 

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←中島公園隣接のマンション駐車場 23日撮影

24日は温かく最高温度は10℃近くあったと思う。昨日は雪が降り、中島公園にとっては初積雪だった。今日は、もう融けている。 ほんの僅かだけ残ってはいるが、ここには写っていない。「ワンちゃんが羨ましい。私たち、ニャンコのホームレス」。 廃材で作った小屋からも立ち退きを迫られている。 ニャンコに罪はないけれど、公園中、こんなになっても困る。どうしたらいいのだろう。池はキャンバス、先ず木の映り込み。次に動きのある線を鴨たちが描く。

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傘などで作ったネコ小屋とネコ 11月24日撮影

豊平館前の池 11月24日撮影

 

今月の一枚  大木が伐採される

  

中島公園の大木が危険木として切り倒された。北島(仮名)の名物ハルニレは寿命が尽きたようだ。在りし日の大木。


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「楽しい食卓、朝の食卓」より抜粋

  実録!泳ぐ猫たち 

(9月「ニャンコ救出大作戦」、10月「ニャンコの気持ち」の続編。これで完結です)

ものごとは踏み出しが肝心だ。これを間違えれば、その先が上手く行くはずがない。 ニャンコ救出大作戦の「ニャンコ助け隊長」は、これを間違えてしまった。 

彼は島に残された親子猫2匹が、餓死するものと考え、万難を排してボートで救出することを決意した。 愚かにも、猫は泳げないと断定したのだ。 

しかし、これは大きな誤算だった。 猫の親子は隊長の心配をよそに、泳いで島を出て行ってしまった。 隊長のニャンコへの愛は報われなかった。 

ニャンコの気持ちの「北島のニャンコ」の言うとおりになってしまった。 人間の浅はかな知恵は、当事者である猫の本能に遠く及ばない。 「必死の救出劇」も、当の猫にとっては、ありがた大迷惑だったのである。 

私なら、隊長の気持ちを有難く受け止め、お別れの挨拶ぐらいはして行くのだが、義理も人情もないニャンコどもだ。

9月の初旬、「北島」は草刈り作業で丸坊主になった。 そこには2匹いるはずの猫の姿がない。 保健所に連れて行かれたのかも知れない。 心配だ。

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 「草刈機で刈ったのでしょう。猫は音に驚いて逃げたはずよ」
猫に詳しいHさんは言った。
「泳げるのですか?」
「危険が迫れば、必死になって泳ぐわよ。まず親猫が飛び込めば、子猫は必ずついて行くの…」

なるほどと思った。 作業員は草を刈るのが仕事だから、猫の保護など考えないだろう。 逃げる猫を捕まえるのは大仕事だ。

さっそく裏を取るための聞き込みを始めると、次のことが分かった。 8月の下旬に猫が泳いで島を脱出したのを、見た人がいる。 

草刈作業が入った頃は、島は既にもぬけの殻だった。 その後猫は、親子で森の中でひっそりと暮らすことになった。 親は黒、子は茶色だ。 どなたが作ってくれたのか、発泡スチロール製の猫小屋も用意されている。

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 察するところ、母猫は子猫が安全に泳ぎ渡れるようになるまで待っていたのだろう。 泳ぎきるには、それなりの体力が必要だ。

元気に育てるための餌は、おばちゃんに頼っていたようだ。 可愛いニャンコの為に一生懸命、島に向って餌を投げた。

おばちゃんの投げた餌が、島まで届かないで池にポチャンと落ちてしまう。 
それを見かねたおじちゃんが、代わりに投げてやる。 

そんな二人がベンチでささやくようになったとしても不思議ではない。 
「北島の猫」の取材中に出合った小さなドラマ。 
夜空に星あり、片隅の人生にもオマケあり。

posted by H.Ishikawa at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 11月の中島公園