2009年09月30日

2009年9月の中島公園

中島公園2009年9月

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中島公園の魅力を伝えるウェブサイト「中島パフェ」にとって一番のニュースは、これだ! 美味しいパフェ「中島パフェ」、秋バージョン誕生。画像は菖蒲池。 2009年9月28日更新

1頁:9月26日の中島公園

 

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←中島公園ほぼ中央の芝生の広場

この日の中島公園は晴れ。 少し強い風が吹いていた。 野外彫刻清掃、児童会館を飾る「ゆめタイル」の除幕式などのイベントもある、意義深い一日だった。
←この芝生の広場は通称「ワンワン広場」。 三々五々に、犬の散歩の人たちが集まってくる。9月も下旬ともなれば、菖蒲池端の樹木も色づいてくる。 これからの中島公園は美しい紅葉で包まれる。水と緑の中島公園だが、青い空も大切。 高層ビルの建設で、空がだんだん小さくなっていく。 ↓

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少し紅葉、マガモが元気に泳ぐ菖蒲池

青空に、ポッカリと白い雲、キタラ前広場


 

2頁:9月26日のイベント

 

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←第4回中島公園野外彫刻・モニュメント清掃
←「木下成太郎先生像」、その他を清掃した。

豊平館で結婚式を挙げたカップルが水と緑の中で記念撮影。豊平館前の池のある広場。
中島児童会館設立60周年記念事業 
〜「ゆめのタイル」で児童会館をかざろう 〜
一辺20センチの正方形。特殊なシートに専用の塗料で文字や絵を描き、タイルに焼き付ける。児童会館の外壁に貼る。今日はその序幕式。 ↓

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豊平館で結婚式を挙げたカップルが記念写真…

児童会館を飾る「ゆめタイル」の序幕式


 

3頁:中島公園、初秋の景観

 

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←9月10日に虹が出たが直ぐに消える、キタラ南側

←家の窓から虹が見えたので、中島公園に撮りに行く。 菖蒲池東側から池越しの虹を撮ろうと思った。途中、キタラ南側辺りでだいぶ薄くなり、消えた。秋の花は秋明菊。 菖蒲池南側の小道に群生している。 これが咲けば夏の終わり、季節は秋に入る。秋の空は、いろいろ変化があって面白い。 青い空に白い雲、灰色の雲、ポッカリ浮かぶ雲などが、菖蒲池の上に、いろいろな景観を作ってくれる。 ↓

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菖蒲池南側の秋明菊菖蒲池越しに見えるホテル・ライフォート

 

4頁:中島公園の動物

 

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←犬の散歩、なが〜いリード

← 向こうの広場では毎朝、ラジオ体操が行われている。 ところで、このリードやけに長く延びている。 人を従えたお犬様の感じだ。この辺りの鴨はほとんどマガモだが、カルガモも少しいる。 顔が白っぽくて、目にアイラインを引いたような感じで、嘴がハッキリした黄色なのがカルガモだ。「この鴨、子どもだけど、羽が片方しかないから、飛べないよ」と、餌をやる人が言った。鴨は、その人を頼るかのように寄り添っていた。 飛べない鴨の未来はいかがなものだろうか。 ↓

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菖蒲池西岸、ハト、カルガモ、マガモ

片羽が無い子鴨が、餌をやる人に寄り添っている


 

5頁:日本庭園爽秋茶会

 

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←八窓庵(左側三分庵)でお茶会
中島公園日本庭園「三分庵」で 9月6日から10月4日(日)までの毎週土・日曜日に開催。茶室「三分庵(さんぶあん)」とは、重要文化財「八窓庵(はっそうあん)」に付設された茶室。日本庭園で「日本庭園爽秋(そうしゅう)茶会」と札幌市内の茶道6流派による野点(のだて)も開催。一服(いっぷく)300円。 時間は午前11時〜午後3時(雨天時中止)。

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このブログで初公開! 八窓庵内部の「三分庵」

「緑の名札」、樹名札が付いたクロフネツツジ


今月の1枚 消えている虹

 

9月10日、朝ごはんを食べていたら虹がくっきりと見えた。 菖蒲池越しの虹を撮るために、直ぐ出かけたが、次第に薄くなって行く。 キタラの前ではほとんど見えなくなった。 後、3分で菖蒲池なのに残念。断念する。

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 楽しい食卓朝の食卓 ニャンコ救出作戦

 
(2009.06.28 *Sun「楽しい食卓、朝の食卓」より転載)

フィクションです。事実ではありません。しかし、池と島があり、
そこに、ニャンコがいる限り、どこでも起こりうることです。


大和市武蔵公園には大きな池があり、その中に三つの小さな島がある。
北島、中島、南島である。
 
「隊長、大変です!」
「お前の大変は聞き飽きた。 こんどは何だ、言ってみろ」
「北島で猫1匹と子猫3匹を発見しました」
「そりゃ大変だ!」

「ニャンコ助け隊長」の顔色が変わった。 猫は泳げない。小さな北島に閉じ込められた猫に未来はない。
餓死するだけだ。 しかし、泳げない猫がなぜ北島に…。

多分猫が知らずに凍結した池を歩いて、島に渡ったのだろう。 
氷が融けて帰れなくなってしまったのだと思う。

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 「よし、ニャンコちゃんを助けるぞ。救助艇出動!」
「ラジャー」

「ニャンコ助け隊」といっても、近所のおじさん、おばさんの寄せ集めだ。 予算もないし、船もない。 
幸いこの池では貸しボートが営業されている。 

「借り賃は40分600円だから、一人200円でいいな。割り勘で行こう」
相談は直ちにまとまり、3人のニャンコ・レスキューが「救助艇」に乗り組んだ。 
北島への往復に、10分かかるので救助に使える時間は30分しかない。 厳しい時間との戦いになった。

30分は、ニャンコと信頼関係を築くには、あまりにも短い。 強制連行しか手がない。 
島内を逃げ回るニャンコを捕まえるのは至難の業だ。

「隊長、子猫2匹、救助しましたが、これ以上は無理です」
「よし、分かった。 とりあえず、エサと『猫小屋用』のダンボールを届けてやれ」
「叉ですか、ボートの借り賃払って下さいよ」

隊長から600円巻き上げ、ボートを借りて、救助物資を陸揚げしたが、この後が大変だった。

「隊長、大変です」
「大変はいいから、中身を報告しろ」
「ボート屋のオヤジがカンカンに怒っています」
「なんだと?」
「島に上がってはいかん! もうボートは貸さない。と言うのです」 

貸しボートのオヤジさんが怒るのも無理はない。 元々ボートは波止場以外、乗り降りしてはいけないものだ。 

それなのに、夜になると無断でボートに乗って池岸のアチコチにボートを乗り付けて上陸してしまう狼藉者が後を絶たない。 

盛り場に近いので酔っ払いの仕業かもしれない。 静かな池だから、ボートは水に手を入れてオールの代わりに使えば動くのだ。

ともかく、オジサンの朝一番の仕事は放置ボートの回収だ。 「さて、仕事しようか」と思ってボート乗場に着くと、係留していたはずのボートが池のアチコチに散らばっている。

こんな腹が立つことはない。 貸し出し準備に忙しいときに余分な仕事をさせられるのだ。 
数艘のボートを繋いで漕ぐオジサンの姿を、朝の散歩でよく見かける。

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 「よし、こうなったら非常手段だ。 夜襲をかけるぞ!」
「やしゅう…?」
「夜になったらボート乗場は無人だ。 オールは収納するが、ボートはそのまま繋いである。 かっぱらって、
手漕ぎで行くぞ〜

「隊長、落ち着いて下さい。 隊の目的は猫を救うこと。 隊のモットーは法令を遵守し、人に迷惑をかけない。 そうでしょう!」
「…………」
「隊長! しっかりしてください」

冷静さを取り戻し、隊長は考えた。 島から岸まで10メートルくらいだから、エサを投げることが出来る。 
「分かった。 エサ投げ作戦開始だ」

ニャンコを救うため我を忘れた隊長だが、直ぐに正気に返って、臨機応変の処置が取れるのだから大したものだ。 

しかし、事態は思わぬ方向に展開した。 北島に置いて、猫小屋にしているダンボールを見た人が、警察に通報したのだ

「もしもし、一市民ですが、武蔵公園の北島に不審物があります」
「よし、分かった。爆発したら大変だから、武蔵公園を立入禁止にせよ!」
「あの〜、一市民ですが…」
「そんなことはどうでもよい。 緊急出動だ。緊急立入禁止だ〜!

直ちに、警官隊が出動して、猫小屋を撤去してしまった。 
と言うわけで、流石の「ニャンコ助け隊長」も万策尽きて、相談に来たのだ。

「ニャンコの命が危険にさらされています。 なんとか助けてやって下さい」
「公園の管理者にお願いしたらどうでしょうか」
「だめです! 保健所に知らされて処分されます」
「しかし、隊長が助けられないものを、どうやって?」

「この事実を、あなたのブログに書いて、世間に知らしめて下さい。救出ボランティアを募ってほしいのです」
「あの〜、ボランティアは現れないと〜思いますが…」
「2千万人がブログを読んでいるのですよ」
「私のブログはホンの少しです」
「見ず知らずの私も、読んでいるのです。出し惜しみしないで下さい!」

買いかぶってくれるのはいいが、現実が分かってから責められるのは私なのだ。 
だが、待てよ。 これはフィクションだ。 隊長にとって、「お望みの結末」なら、それでいいじゃないか。

「分かりました。全面的に協力しましょう! きっとニャンコは救われます」
「ありがとうございます」
「大船に乗った気でいて下さい」

「大船? ボートより大きいですよね」
「ええ、まぁ…」

隊長は、ニャンコ助け隊、全員に向って叫んだ。
「ボート屋に勝ったぞ〜! 大船に乗ってニャンコ救出だ〜」

posted by H.Ishikawa at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 9月の中島公園