2009年08月31日

2009年8月の中島公園

中島公園2009年8月  

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画像は8月11日の中島公園菖蒲池。8月1・2日は「さっぽろ元気まつり」。このサイトと同じ名前のパフェ「中島パフェ」ノボテル札幌で新登場。8月30日の北海道マラソンも中島公園スタートに変更。8月31日更新

 

1頁:2009北海道マラソン8月30日

 

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←スタート直後の豊水通(中島公園東側)

今年から北海道マラソンは大幅に変更された。去年までフィニッシュの中島公園は、今年からスタートになった。 フィニッシュは大通(西8)となった。制限時間も1時間緩和され、5時間となった。参加者は過去最高の7,364人。 6,749人が完走し、完走率は過去最高の92%だった。以前は、4時間制限で夏に走る、日本一過酷なレースと言われた。 約半数が落伍することもあった。

マラソン詳細は→ 北海道マラソン(公式ページ)

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時間緩和で余裕ができれば、こんな姿のランナーも

出発前の仮設トイレには長い列ができる


 

2頁:水と緑の中島公園は野鳥も…

 

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←羽を広げている鵜と、それを見るカラス

もし中島公園に池と川がなかったら、どうだろうか? 考えてもみなかったが、潤いがないのではないか。中島公園は水と緑の公園といわれて、もうじき100年たつ。 池はすでに130年もたっている。 川はいつからだか分からない。ともかく、昔から流れている。水鳥などの野鳥がいて楽しい。 以前、専門家のご案内で、野鳥の種を数えたことがある。1時間程度で18種を数えた。 中島公園のハトはドバトで野鳥ではないそうだ。結局、17種の野鳥を観たことになる。

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日本庭園の池端に咲くムクゲ

ボートの上が大好きなアオサギ


 

3頁:外国から素敵なお客様

 

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←8月11日に親子鴨、これは遅すぎて珍しい

お客様がオーストラリアから日本に来られた。 「ぜひ中島公園に来て『中島パフェ』を食べて下さい」と、メール出したら来てくれた。とても嬉しい。「この時期に鴨の赤ちゃんが観れるのは、大変珍しいことです。 私にとっては初めての経験です」「きっと私たちが来るのを待っていてくれたのね」夢のある受け答えで、更に嬉しくなる。 まるで外国映画の1シーンのような会話ではないか。「中島パフェ」を食べた。スプーンが大きすぎて底のチョコに届かないと、逆さに持ってほじくった。 臨機応変な知恵に感動して、私も真似をする。

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日本庭園をご案内、「きれい」と感動のひと言

ノボテルの1階で、新名物「中島パフェ」を食べる


 

4頁:中島公園点描

 

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←鴨々川の岸に咲く紫陽花、8月8日撮影

薔薇の次は紫陽花だ。 8月上旬には満開になる。 鴨々川の岸辺や菖蒲池など水辺で咲く紫陽花は一段と美しく見える。やはり、夏はボート、淋しそうな波止場だけど、それなりの風情がある。 レトロな感じ。札幌まつりは6月に終わってしまったが、8月には札幌護国神社例祭がある。小さな小さな手作りのお祭だが、それが故に楽しい。 子供たちの盆踊りやカラオケ大会などの楽しみもある。 おでん、焼き鳥、そしてビールもある。 ↓

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菖蒲池のボート乗場、8月11日撮影

お祭り準備の札幌護国神社、8月8日撮影


 

5頁:夏だ! ビールだ! 元気まつり

 

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←8月1・2日の「さっぽろ元気まつり」は晴天
去年の「さっぽろ元気まつり」は雨に祟られた。今年雨に降れれたら、いくら元気祭りでも、元気が出ないと思う。今年は晴天、余計な心配をしたものだ。ステージあり、露店あり、ミニ鉄くん、そのたいろいろ楽しめる元気まつり。今年は盛会で好かった。晴天が続けばビールが美味しい。中島公園隣接の札幌パークホテルも野外ビアガーデンを設けた。

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人気の「ミニ鉄くん」は無料、自由広場

札幌パークホテルのビヤガーデン


今月の一枚  スタート直前の中島公園

 

8月30日は「北海道マラソン」。 中島公園がスタートで大通8丁目がフィニッシュだ。 画像は文学館付近、スタート15分前の中島公園の様子。 スタート地点へ向う選手、TV局中継車、見物人などで賑っている。

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「楽しい食卓、朝の食卓」

ドリームズカムツルー

〜ドリームズ・カム・トゥルー(DREAMS COME TRUE)〜

札幌駅地下にあるパーラーの「小倉パフェ」が大好きだった。 
アンコとカステラが入っているのが特徴だ。ボリュームもたっぷりある。 

アンコを食べ終わると、カステラが出てくる、それを食べ終わって、もっとアンコがほしいと
思っていると、最後にちゃんとアンコが入っているのだ。 

そのことに感動して、パーラーに行ったときは必ず「小倉パフェ」を注文した。

そんなこともあって、初めてのホームページ開設したとき、
タイトルを「中島パフェ」とした。 

開設したばかりのころは、とても楽しい。 
朝から晩までホームページ「中島パフェ」のことばかり考えている。

朝食は二人で話しながらとるが、そのときも「中島パフェ」のことを考えていた。

「珍しいわね。黙り込んだりして」とQP。
「マスコミがインタビューに来たら何を話そうか、考えています」
「来るわけないでしょ。ホームページ作ったくらいで」

ところが、読売新聞(記者)が来てしまった。 私は、中島公園の未来、現状、自然、環境、
その他、あるだけの知識を一生懸命披露した。 

後で新聞を読むと「中島公園にほれ込んだ人」として紹介されていた。 
私の熱弁は記者の頭の中にインプットされると、「ほれ込んだ人」という、
ホンの一言になって紙面に出力された。


あれから数年。 相変わらず、朝食は二人で話しながらとっている。
「ご近所のホテルか喫茶で『中島パフェ』というパフェを作ってくれるといいですね」
「そんなこと言うんじゃないよ。遊んでるのは、あんただけなんだから」
「そうですね。 みんな真剣に働いています」

私だって真面目に生きているつもりだ。 しかし、笑いながら楽しく暮らしたい気持ちも
半分くらいはある。 

こんな想像をして一人で楽しんでいる。 
ある日、しゃれたカフェに入る。「中島パフェ下さい」。
「かしこまりました。甘く爽やかな『中島パフェ』ですね」
「そうです。森の緑と音符をあしらった、中島公園のようなパフェを下さい」

「ミルクとビスタチオのアイスに、苺のソースをたっぷりかけてありますよ」
「とても美味しそうです。夏は冷たいパフェに限りますね」

「小倉パフェがあるなら『中島パフェ』があってもいいじゃあないか」と、
思い続けて3年。 それが実現したのだから、こんな嬉しいことはない。 
まさに、ドリームズ・カム・トゥルー(DREAMS COME TRUE)!

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ことの次第はこうだった。 5月の中ごろ、ノボテル札幌24階の「和乃八窓庵」で料理を
味わいながら、中島公園の良さをアッピールするための話し合いをした。

「市民の憩いの場である中島公園をより多くの方に知っていただけるよう、これからも
色々な試みを行っていきたいのです」と、ノボテルさんは言った。 

私からは、最近の話題のつもりで、「札幌彫刻美術館友の会」の方が中心になって、
中島公園の野外彫刻清掃に取組んでいる話をした。

「それは良いことですね。私たちもお手伝いしましょう」と即、言ってくれた。中島公園を大切に
しよう」という点で気持ちが一致したような気がして、とても嬉しく思った。 

こんなこともあって清掃当日は、札幌パークホテルとノボテル札幌のの若い人が
沢山参加してくれて、一段と有意義で楽しい中島公園野外彫刻清掃になった。  

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 約30人のボランティアが中島公園野外彫刻清掃に参加。およそ半数が近隣のホテル
からの参加で、文字通り老若男女が協力しての清掃作業となった。

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 清掃して、きれいになった「木下成太郎先生像」と、ノボテル札幌の皆様。

ところで、ノボテルさんとは、初対面なのに気楽な雰囲気で話し合うことができた。 
中島公園を大切に思う共通理解があるからだろう。 

「中島パフェという名の、美味しいパフェがあってもいいような気がするのですが…」
3年来、考えていることを遠慮気味に言ってみた。

「いいかもしれませんね。パティシエに相談してみましょう」
「本当ですか! 有難うございます」
「きっと、美味しいパフェができるでしょう。楽しみにしていてください」
こうした経緯で、ラウンジ「カフェ・セゾン」のメニューに「中島パフェ」が加わることになった。
 
思いがけない展開に、喜び勇んで家に帰り、QPに報告した。
「いつか話していた『中島パフェ』が、ついに作ってもらえることになりました」
「そう」
「喜んでくれないのですか?」
「いいんじゃない」

「私の夢が実現したのです! 『中島パフェ』という、ホンマモノのパフェを中島公園を愛する人
と一緒に食べることができるのです」
「愛する人と?」

「いえ、中島公園 です」
「愛は、いらないの?」
「いりますよ」

「やっぱしね」
「アイスがなければパフェとは言えません!」

<参考>
パフェはフランス語でparfait 完ぺきなものを意味します。
ウェブサイト「中島パフェ」は完ぺきな「中島公園ガイド」を目指しています。

(「楽しい食卓、朝の食卓」 2009年7月12日より抜粋)

posted by H.Ishikawa at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 8月の中島公園