2009年05月31日

2009年5月の中島公園

中島公園2009年5月                

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中島公園の5月は菖蒲池にボートが浮かび、日本庭園が開園し、テニスコートもオープン。 中島公園が全開となり。 フリーマーケットが始まり、メーデー集会、園芸市と続く。 アオサギ、オシドリが飛来する季節。画像の左からマガモ雄、オシドリ雄、マガモ雌。

1頁:桜に代わってツツジが満開

 

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←菖蒲池西岸ほぼ中央のツツジ

エゾヤマザクラ、ソメイヨシノ、シダレサクラと順々に咲いてきた桜も、連休中に散り始めました。代わって咲き始めたのが、ヤエザクラです。 護国神社、天文台付近、中島公園通、パークホテルなどに纏まって咲いています。中旬から下旬にかけては、ツツジが目立ってきれいです。  園路の藤棚も咲き始め、もうじき見ごろ。5月は花の季節。 中島公園、どこに行っても花、また花です。

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豊平館のツツジ

札幌コンサートホール・キタラのツツジ


 

2頁:野生の花、美しい花、散る桜

 

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←札幌コンサートホール・キタラ南側

キタラの東側を流れる小川は菖蒲池へ流れ込みます。 やや南側の、レンギョウや雪ヤナギ等が、雑然と咲いている感じもいいですね。屋根の青いビルは札幌の老舗マンション。 「ドミナカ」と呼ばれる「ドミ中島公園」です。 花と一体になって、いい風景になっています。今年は桜の季節も駆け足で過ぎ去りました。 ここは護国神社の手水舎。 散った桜がきれいですね。

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菖蒲池西岸ほぼ中央のレンギョウ、ツツジなど

札幌護国神社、手水舎(てみずや)に落ちた桜


 

3頁:中島公園点描

 

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←オシドリ雄、マガモ雌、潜るマガモ雄

5月は日本庭園が開き、ボート乗場も営業開始、1日は自由広場でメーデー集会。 3日からは園芸市開催。 テニスコートもオープン。 中島公園が全開となる月です。菖蒲池にはアオサギや、オシドリも来ています。幌平橋駅前は4月のクロッカスに代わり、5月はチューリップが楽しめます。5月の初旬は晴天が続き、やや水不足になりました。

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地下鉄幌平橋駅前広場のチューリップ

自由広場の園芸市は5月3日より23日


 

4頁:駆け足で去った花見シーズン

 

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←今年の八重桜の開花は早い、中島公園通5/11

グループで花見の計画を立てたのですが、皆が参加できる日が22日しかありません。「大丈夫です。22日でも八重桜は咲いています」と自信を持って言ったのですが、今年の満開は11日でした。 5月6日はノボテル札幌和乃八窓庵で「花見弁当」を食べました。 23階から写真を撮るとこんな感じです。5月2日にはエゾヤエザクラが早くも満開です。 散るのも早く。短い花見シーズンでした。

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「ノボテル札幌」から観る中島公園5/6

早くもエゾヤマザクラ満開の体育センター裏、5/2


 

5頁:5月1日の中島公園

 

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←残雪のある豊平館前、桜咲き始める

雪と桜の組み合わせが面白いと思いました。 ここには除雪した雪が積み上げられていました。自由広場で春一番のイベントは4月中旬のフリーマーケット。 続いて5月1日のメーデー集会。 その後が園芸市です。 毎年繰り返されます。桜が咲き、レンギョウが咲き、ボートが菖蒲池に浮かべば春ですね。 やや寒い5月の始めですが、今年は温かい日が続きました。

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メーデー集会準備中、自由広場東側の園路

ボートが浮かび、桜咲く、、菖蒲池西岸より


今月の一枚 こどもの日:芝生の広場

 

5月5日の中島公園は珍しく雲っていました、今年の大型連休(GW)は温かい日が続き、桜も咲いたと思ったら、すぐ満開となり、早くも連休中に散り始める状態でした。 画像は中島公園ほぼ中央の芝生の広場です。

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管 理 人 の つ ぶ や き 

 中島公園を道遺産に 

中島公園の景観を残すことは、札幌の歴史を残すことと同じと思います。中島公園は明治時代の公園としては非常に珍しく、地元住民の意思で造園されました。

菖蒲池の向こうに望む藻岩山の景観は絶景です。札幌の父なる山、藻岩山あっての中島公園です。その藻岩山連峰が最近、高層ビルの建設で徐々に隠れ始めています。
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 北海道遺産という制度がありますが、首尾よく中島公園が北海道遺産に選ばれれば、景観を守ろうと言う札幌市民の意識も高まり、地域住民の協力も期待しやすくなるでしょう。

中島公園に移築された国の重要文化財である、豊平館や八窓庵は、古き良き札幌の景観とともにあって、移築の正当性を主張できると考えます。 ビルの谷間に隠れてしまうのなら、元の場所にあったほうがいいでしょう。

中島公園の隣は薄野です。夜の街として知られていますが、もう一つの顔は寺町です。中島公園周辺から薄野にかけて寺や神社が数多くあります。 その他、札幌の古い部分が残されています。 札幌も900年すれば千年の古都であることを忘れてはなりません。

札幌駅前の発展が著しく感じる今日この頃ですが、気にかけることはありません。 幸い、薄野を含めた中島公園周辺には札幌の古い部分が残っています。 新しいものを作るより古いものを残すほうが重要です。少なくとも札幌南部については「歴史ある街」を目指すべきと思います。

中島公園の北海道遺産指定は、その第一歩です。藻岩山を含む中島公園の景観を残すことは、札幌の歴史を残すことと同じではないでしょうか。

(ブログ「楽しい食卓、朝の食卓・中島公園」より転載)

タグ:オシドリ
posted by H.Ishikawa at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 5月の中島公園