4月20日、山口県からいらした「うべ彫刻ファン倶楽部」の皆様を、「札幌彫刻美術館友の会」のメンバーが、ご案内しました。 同倶楽部は2008年、宇部市内にある約180点の野外彫刻を観光資源として生かそうとして結成されました。 4月20日、大通公園の彫刻を見学した後、中島公園を訪れてくれました。 1時間ほど見学して、次の目的地、旭川に向けて出発しました。 旭川市は野外彫刻保全運動について実績があります。 ところで皆さん、ご存知でしょうか? 緑と花と彫刻のまち宇部には、「宇部市ふるさとコンパニオンの会」があります。 
札幌とは遠く離れた宇部市で、野外彫刻の清掃に取組むご一行様が中島公園にも来て下さいました。 中島公園近所の住民としてはとても嬉しく思いま す。 最初に「木下成太郎先生像(朝倉文夫)」をご案内しました。 左の画像です。 木下成太郎先生像を後にして、中島公園ほぼ中央の芝生の広場に向いました。
ここには山内壮夫の彫刻が4点もあり、あたかも薔薇の花壇に囲まれた「山内壮夫ワールド」のような空間です。 「鶴の舞い」「猫とハーモニカ」を見学しました。いずれも山内壮夫の作品です。 ここは可愛いワンちゃんが沢山、遊びに来る、薔薇と彫刻に囲まれた開放的な芝生の広場です。 まるで、愛犬広場のような感じにもなっていますが、公園には犬に馴染めない方も散歩に来ます。 マナーを守って人間同士も仲良くしたいものですね。 「母と子の像(山内壮夫)」は2年前悪質ないたずらに遭いました。 転がされたり、目に花火を突っ込まれて黒こげにされたりしたのです。 その後、地域や学校での取組みもあり、いたずらは止みました。
この事件を契機に「中島公園モニュメント研究会」が発足し、野外彫刻の清掃運動に取組みました。私も微力ながら協力しています。 この広場には、もう一点、山内壮夫の作品があります。 薔薇に囲まれた「笛を吹く少女」です。

札幌コンサートホール・キタラ前広場に安田侃の「相響」があります。 卵形の彫刻は、まるで恐竜の卵のように見えます。 この彫刻はイタリア製の大理石で出来ています。 水に弱いので降雪期にはシートを被せて保護しています。 「シートを被った姿は不細工ではないか」と、私の運営する「中島パフェ」掲示板でも論争が起きたことがあります。 このことは野外彫刻についての理解を深めるキッカケになりました。 地下鉄中島公園駅近くの九条広場に山内壮夫の彫刻「森の歌」があります。
この彫刻は、噴水の真ん中にあったものを、中島公園の再整備で、この場に移されました。 周辺の整備が期待されます。 現在のところは地下鉄駅工事が終わったばかりなので将来の環境整備を楽しみにしています。。

山口県からいらした「うべ彫刻ファンクラブ」の7名様と、ご案内役の「札幌彫刻美術館友の会」のメンバーと一緒に記念写真を撮りました。 ご一行様は、盛り沢山のスケジュールで、お忙しい中を中島公園にも立ち寄って下さいました。
最初にお会いしたとき「中島パフェ見ましたよ」と、言って頂いてとても嬉しく思いました。 中島公園をPRするウェブサイト「中島パフェ」を運営する近所の住民として、心から感謝します。 「うべ彫刻ファンクラブ」の皆様、お疲れ様でした。 これからも更に交流が深まることを願っています。 ( 「中島パフェ」管理人) |