2008年03月31日

2008年3月の中島公園

中島公園2008年3月                

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今年のの中島公園は雪融けが早く温かい。凍結した菖蒲池もほとんど融けている。冬の間、水場を求めて鴨々川に移動した鴨も、早々菖蒲池に帰って来た。 招かざる客、カモメも池の凍結が融けると、早速やってきた。散歩する人も増え、気分も何となくウキウキしてきた。 後は鯉が池に戻って来れば言うことはない。

1頁:3月25日の中島公園菖蒲池

 

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←最後まで凍結している豊平館前の池

今年の3月は実に温かい。4月並みだそうだ。中島公園の景色もぐっと春めいてきた。

豊平館前の池は行き止まりになっていて流れが非常に弱いので最後まで凍っているが、融けるのも間近だ。

菖蒲池の北側はいまだに凍っているが、もう直ぐ融ける感じだ。 氷の表面が波打っている。

同じ池だが、南側はこの通り融けて鴨も帰って来ている。河口があって、水が流れ込むからだ。

たった250m程度の小さな池で冬と春が同居しているのが面白い。

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菖蒲池北側はいまだに凍結、池越しに藻岩山が

同じ日に撮った菖蒲池南側


2頁:3月25日の春景色

 

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←白樺が映える園路

春を感じさせる写真を選んでみた。

札幌コンサートホール・キタラから中島公園駅へ向う園路。 正面は売店ミドリ、白樺が美しい。

自由広場では4月中旬より、フリーマーケットが開催される。3月の初旬の積雪を見たときは、今年は大丈夫だらおうか。と思ったが、この10日間で急激に雪が減り、半分以上地面が出ている。

川は池と違って流れがあるので、凍結しない。しかし、この場所は除雪した雪を投げ込む人が多いので、いつもなら雪で埋まっている。今年はこの通り川らしい姿を早々と取り戻している。

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残雪の自由広場

河川工事で片側をコンクリートで固めた鴨々川


 

3頁:変化する3月下旬の中島公園

 

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←自由広場に犬を連れて集う人々

陽気もポカポカして、犬の散歩を楽しんでいる人たちが雪のなくなった自由広場に集まり、憩いのひととき。

雪融けの菖蒲池は変化があって面白い、水と氷がいろいろな景色をつくる。水鳥もやってくる。 それらが微妙に組み合わされて、独特の景観となる。

日本庭園は連休まで閉鎖されているので、外から撮ったのだが、何かよく分からない感じだ。

白く見えるのが仮設の建物で、多分その中で国指定重要文化財、400年前の茶室「八窓庵」の復元工事が行われていると思う。

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半分融けた菖蒲池

復元工事中の八窓庵、秋完成見込み

 

4頁:今年は今年の中島公園

 

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←高層ビルと地下鉄中島公園駅工事現場

高層ビルの近くに、もう一棟の高層ビルが建築中。この辺は札幌でも有数の高層ビル地帯になるだろう。

中島公園駅で避難通路工事実施中。完成すれば新たにエスカレーターも設置される。後1年で完成か。


中島公園はカラスが多い、カラスを凄く気にする人、まったく気にしない人、エサをやる人。いろいろだ。


今年の菖蒲池の凍結解除は早い。 3月17日でこんな具合に融けて鴨も帰って来ている。

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カラスを気にしない少女

菖蒲池に戻った鴨


 

5頁:中島公園の野鳥たち

 

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←エサをもらえると思って近づいてきたカモ

中島公園で一番目立つのがカラス。多すぎる。

一番可愛がられているのが鴨(マガモ)。

わりと歓迎されているのがスズメ。

少し迷惑と思われているのがドバト(野鳥でない)。

新参者で評価が定まらないのがカモメ。

その他、ヒヨドリ、ハクセキレイ、オシドリ、アオサギ、ウ、カワアイサ、オナガカモ、コガモ、ツグミ、マヒワ、等がよくみられる。

一度だけオジロワシを見たことがある。

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キタラのカラス

北側河口(出口)の鴨


今月の一枚 雪融けの菖蒲池

 

3月25日菖蒲池北側は氷で覆われていたが、河口に近い所だけは融けていた。

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管 理 人 の つ ぶ や き 

 先生がコマネチ! 
札幌コンサートホール・キタラは、去年7月開館10周年を迎えた。 キタラは中島公園のほぼ
中央にある。 地下鉄中島公園駅と中島公園の南端にある幌平橋駅から、それぞれ徒歩7分の位置にある。

ある日Aさんから、お誘いのメールが来た。「キタラ町内会のnakapaさん。私達と一緒に
コンサートに行きませんか。会費も割安ですよ」

外国のオーケストラに合唱付きの「マタイ受難曲」。キタラに徒歩4分の距離にありながら、
このような本格的なコンサートには行ったことがない。チラシを見ると「聖トーマス教会合唱団、ゲヴァントハウス管弦楽団」と書いてある。

クラシックのコンサートは若いとき、日比谷公会堂に行って以来だ。初めて聴くマタイ受難曲を、神妙に聴いた。 

会費は割安だが、もらったチケットには「A席14,000円」と書いてあった。それも気に入ったので、以来毎月のようにキタラに行くことになった。

当時私が通っていた「やさしい英会話」の教室では、先週あったことを話す勉強があった。高齢の日本人先生が英語で聞いて、それに答える形式だ。 私の番がやって来た。

「札幌コンサートホール・キタラコンサートに行って来ました」
と英語で答える。
「なにをやっていましたか?」
「Matthew's Passion(マタイ受難曲)」
(発音には自信がないのでそのまま書いて置く)

先生はジョークが好きだが、自分で言って自分で笑うタイプである。
必ずしも上品ではない。
「股's *パッション?」と言ってニヤリ。
誰も笑わない。一体何のつもりだ。
4年たった今でも分からない謎のひと言。

*パッション (強い)情念, 感情, 激情, 熱情,受難曲
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「あんたが悪い。全部あんたの想像じゃあないか」
「ぜんぜん分かりません」
「とぼけちゃいけないよ。なんで耳で聞いて字が分かるのだ」
「"股"のことですか」
「"叉"、"またす"、"待たず"。いくらでもあるだろう」
「先生、*コマネチやってました」

*コマネチ ビートたけしがハイレグを両手で表現したギャグ。


ブログ中島公園deエッセイsay!より転載しました。
posted by H.Ishikawa at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 3月の中島公園